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前代未聞の演奏スタイル

5月7日。藤井風のYouTubeチャンネルでライブ配信があった。その名は「寝そべり配信」。時間になり、ライブ配信が始まった瞬間、目に入ってきたのは上記の写真の姿だった。…見事な寝そべり。鍵盤を一切見ずに天井をぽーっとみながら、彼の曲「旅路」を弾いている。かつてこんな格好で演奏しながら登場するミュージシャンはいただろうか。ほとんどミスタッチなく演奏されるピアノ。ファンのリクエストを聞きながら即興で歌い、伴奏もこなす。お題にそって絵を書いたり、新曲について話したり。約1時間だったが、大満足なライブだった。驚きなのは無料で今もYouTubeで見られるということ。先日のビバラロックでバキバキに決めていた彼も素敵だけど、自然体な姿も見続けて行きたいと思う。

ここからは私個人の話になるが、息子の幼稚園での懇談会の話。名前と「最近ハマってること」を話すという自己紹介の場面があったが、同じクラスの保護者に「藤井風さんが好きです」と話している方がいた。私も藤井風にハマっていることを話したので、懇談会後に少しその人と話すことができた。とても楽しかった。

同じ人、音楽、モノが好きなだけでこの人は絶対いい人だ、と根拠の無い自信の様なものが産まれるのは何故だろう。それと、自分の好きな人がみんなに周知されてきて寂しいような、嬉しいような、複雑な気持ちになるのも何故だろう。ただ、藤井風は、これからもっともっとみんなに周知されていき、彼の音楽に救われる人が増えることは間違いない。そう断言出来る程、彼の音楽は可能性と愛に溢れている。

※写真はYouTubeのFujiikazeチャンネルより


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