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はたらく×bee×KOBE

ゼミ活動が始まって半年以上が経ち、様々な場面での働き方・学び方について考えてきました。そこで学んできたことを糧に今回このイベントに参加させていただきました!

主催/神戸市・共催/株式会社オカムラ
「はたらく×bee×KOBE」第三回ワークショップ

はたらく×bee×KOBE とは?


大阪にある株式オカムラの共創空間beeでは、関西ユニークな女性のはたらき方の風土を生み出し広げていくことを目指して、女性の働き方をテーマに継続的にセッションを開催しています。今年度は神戸市と共催で、神戸から「はたらく女性の未来」を一緒に描く連続ワークショップを実施しています。
          株式会社オカムラ Open Innovation Biotope bee HPより


テーマは「働くと暮らすのにちょうど良い距離感」とはどのようなものか。
このことについて考えてまいりました。
現在、コロナウイルス感染拡大の影響から「働く」と「暮らす」は密接なものになったと思います。それは決して物理的に職場と自宅が近いということではなく、仕事を暮らしの中に取り入れたということを意味します。
今年は特に社会人は家に仕事を持ち込むようになりましたが、かつて「仕事は家庭に持ち込まない」という考えがありました。それは仕事とプライベートの差別化を図るために仕事が終われば会社の人間ではなくなり、家庭を持つ1人の人間というものに切り替えるためだと考えます。また夫婦円満の秘訣は何かという問いでもこの言葉は挙げられます。仕事と家庭の境界線が曖昧になってしまい家族間で距離感が生まれてしまうことが懸念されるということからです。しかし承知の通り、今年はコロナウイルスという予測不可能の事態の発生で仕事を家庭に持ち込まざるを得ない状況になってしまいました。このような時代になってしまった今、ワークライフバランスの重要性がこの問題を解決する大きな鍵になるのではないでしょうか。


このワークライフバランスの考えはコロナウイルスだけでなく、今後も起こりうるであろう地震や台風などの天災が生じた場合にも通用すると思います。電車の大幅な遅延や運転休止の中、人で溢れた満員電車の中で押しつぶされながら必死になってわざわざ会社へ行く意味はあるのかということです。しかし実際、昨年台風が直撃したとき「前日出勤を促させられた」「休むと言ったら迷惑かかるから出勤するように言われた」などSNS上で会社の黒い側面がたくさん晒され論争が巻き起こっていました。
このように日本特有の生真面目な働き方を変えるためには、何か大きなきっかけが必要だと考えます。それをこのコロナ禍という状況をうまく使い、悪い側面ばかりを見るのではなく「コロナのお陰で働き方改革の必要性に気づくことが出来た」と思えるようになることが一番の理想形なのではないでしょうか。

また会社という存在に対して、「行きたくない」という感情を生まないためにも伸び伸びと自分らしく働ける環境の整備にも力を入れる必要があると考えます。例えば非常時が起こった際には自宅で業務ができるような体制の確立、環境を変えリフレッシュしながら仕事を行い、創造性を膨らませるためにワーケーション制度の確立など積極的な実践を行うことがこれからの会社の取り組んでいくべき課題ではないかと思いました。

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話を今回のテーマである「働くと暮らすの距離感」に戻します。
子を持つ親が育児のために仕事を辞めるケースは多くあります。しかしそのような状況を無くすべく、子を持つ親のために学校の近くにコアワーキングスペースを作った事例が兵庫県名谷で実践されています。これはまさしく社会人として、また子を持つ親という二面性にうまく適合させた取り組みであると思います。
このような積極的な取り組みが日本中に広がっていくことで日本の働き方は仕事重視の効率的なものではなく、心のコミュニケーションを第一に考えた最適なものであると高く評価されることでしょう。そして、神戸市が取り組んでおられるこの新しい働き方の実践こそが日本に影響を与えていく大きなきっかけを生み出していると強く思いました。

最後に‥
今回のイベントでは働き方から自分の生き方についてまで深く考えさせられ、貴重な時間を過ごすことができました。自分自身も社会人となる数年後に、少しでも働き方の選択肢の幅が広がっていればと期待を込め、これからもゼミ活動を通して働き方についてより深く研究していきたいと思います。

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