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ワクワクする社会人生活へつなげるために今、学生のうちにできることを。

2020年、たくさんのことが目まぐるしく駆け回った一年もいよいよ終わりに近づいてきました。それと同時に、現在大学3回生の私たちには着々と就職活動が近づいてきています。業界研究、企業研究、自分が将来やりたいことは何か、自分はどんな人間か、、などなど自分自身に深く向き合っているそんな時期に自分が将来何をしたいか、どういう社会人になりたいか改めて考えさせられたイベントに参加してまいりました。

11月9日『秋だ!学びだ!多様な生き方・働き方を学ぼう 大阪大学「現代キャリアデザイン論Ⅱ」公開授業』の中の一つ、「企業と地域・社会をつなぐ〜オープンファクトリーで魅せる中小企業の可能性」に参加させていただきました。

経済産業省近畿経済産業局中小企業政策調査課 津田哲史さんが講師としてご登壇され中小企業の可能性の大きさと、就職活動における企業選びの軸についてお話を伺いました。

まず、中小企業について。日々生活を過ごしている中で知る機会は少なく、耳にする企業はやはり大企業と呼ばれるものばかりです。しかし、中小企業と言えど世界に誇れる企業は数多くあります。例えば、雷対策専門メーカ音羽電気工業株式会社が開発した避雷針はアフリカに設置されてから国内の年間の雷による事故死件数は大幅に減少したと言われています。
このように世界に認められ誇れる日本の中小企業を一般的に認知してもらうために、工場見学やオープンファクトリーを活用できないかという考えがあがりました。

工場見学とオープンファクトリーの違いとは?

一見、同じことを意味するように思いますが視点の決定的な違いがあります。

工場見学:見学者が工場を見て回ること
オープンファクトリー:工場が現場を見せること

工場見学と言えば、お菓子会社やビール会社でよく行われているイメージがあります。出来立てホヤホヤの商品を試食、試飲することができるイメージが強いですがそれは商品価値を高めること社外に対しブランド力のアピールに重きを置いているように思います。
一方、オープンファクトリーはヒアリングデータの結果から、取り組む意義として「人材育成」が挙げられており、社内(従業員)への働きかけが大きいとされています。なぜならば、現場を公開する際、従業員全員がまるで社長のように工場内について語ることができ、また工場内を公開するため商品の価値の理解を改めて従業員一人一人が再認識する機会にもなり得るからです。

またこの事例の中には、地域が一体となってオープンファクトリーに力を入れているところもあったようです。このように中小企業だからこそ地域密着型で企業と地域・社会が密接につながるきっかけにもなっています。このような取り組みを行っていくことで企業名の認知だけでなく地域をも巻き込んで両者互いに活性化していくことが予想されます。


実際、就活生の視点からすれば就職先は皆が知っているところが良いと漠然と思ってしまいます。しかしこれは偏った考えであることは確かです。企業名にばかりに囚われるのではなく、自分がどのような職業に就いて、何をしたいのか自分の中で企業選択の軸を作り上げ、深掘りして自分自身とうまくマッチする企業を見つけることがいちばん重要であると感じました。

最後に、津田哲史さんのお言葉を引用させていただきます。

能動的な「行動」による失敗は、「反省」を生み出します
「反省」は次に活かすことが出来ます
受動的な「行動」による失敗、また、「行動しない」ことによる失敗は「後悔」を生み出します
学生時代の最大の魅力は「自分の時間」です
学生生活の「自分の時間」の意義を考えられる時間は、今しかありません。
是非、すべての選択肢を「能動的」に生み出し、ワクワクする社会人生活へつなげてください

社会や組織の波に簡単には逆らえません。自由が許されている学生の今、たくさん失敗して経験を積んでいくことが社会人になってから自分の強みや力となって活かされるようになるのでしょう。またいつか、この就職活動期間を振り返って「しんどくなることもあったけど、頑張っていたな」と笑顔で話せることができるよう、今、目の前にあることを全力で取り組んでいこうと強く思わされました。
モチベーションが非常に高まる、素敵な時間を過ごすことが出来ました。
ありがとうございました!!

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