生きづらい世の中



人の多様性が尊重される風潮の裏返しとして様々な弊害が生まれているな〜と思う。


先日ニュースで見たアメリカのJohnson&Johnsonの美白製品の販売中止。


「白い肌を推奨している」という白人至上主義の考え方に基づくとされ、人種差別に当たると批判されている。


多分日本人のほとんどが頭にハテナが浮かぶであろう。


確かに日本人は日常的に人種差別を目の当たりしている訳では無いし、実際現地の差別的な考え方を知る由もないため、肌の色の違いはアイデンティティであると認知している方も少なくはないはずである。


それにしてもこの美白製品はシミそばかすを抑えたりするような目的で作られたはずである。


これが人種差別と言うならば逆に日サロで黒焼くことは白人差別ではないか?と言われてもおかしくない。


ちょっと前にTwitterでYouTubeのダイエットサプリの広告や、脱毛製品の広告は、外見を揶揄する差別的なものじゃないか?固定概念の押しつけではないか?という議論もなされていた。


肉がやばくて振られた!背中の毛がすごくて振られた!みたいな内容でダイエットしないと、脱毛しないと女として終わってるよと言ったような。


確かに体型に関しては色んな外見の人がいて、肉がついている人に対する侮辱だという意見も理解できなくはない。


しかし脱毛に関しては身だしなみを整えるという意味であれば差別的では無いのかなと思ったりする。


化粧の場合もそうだ。


高校生までは学校で化粧をすることは禁じられていたのに大学生、社会人になればそれは身だしなみの基本であって、しなければマナー違反だといった風潮。


前述の美白製品の話しかり、日焼けサロン、脱毛、化粧は"なりたい自分になるための手段"であって、そこを差別に結びつける必要はないと思う。


黒人差別だ女性差別だ、差別をなくそうという風潮が、いつからか黒人は可哀想だ、女性は可哀想だという考えに変わっているのかもしれない。


その考えもかえって差別になるのではないか?と考えたらキリがない。


だからこれが差別だという考えを取り払い、一旦全てをフラットに考えてみればいい。


それぞれが個性であり、何かが優れているわけでも劣っている訳でもない、個々を尊重し合える、そんな世の中になって欲しい。

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