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語学オタクのアラ還主婦のスマホひとつで海外旅行〜其の六〜

こんにちは。ペーパーガイドの旅人Gerryです。小学生の頃からの夢だったエジンバラへの旅。夢がかないました。

今回はエジンバラへの旅、後半です。


エジンバラへの旅(後半)

フェルメールの絵

今回のヨーロッパ旅行の隠れたもう一つの目的が、フェルメールの絵を見ることでした。ご存知「真珠の耳飾りの少女」という絵が世界的に有名なフェルメールです。実は、私フェルメールの大ファンなんです。36点の絵しか現存していないフェルメールの絵は世界中の美術館に所蔵されています(1点は盗難に遭い、まだ発見されていません)。

35点のうち18点は日本で展示されたことがあり、5点はアメリカの美術館で見ているので、これまでに23点の作品を見たことになります。今回ロンドンとパリに行けばまだ見ていない作品を見ることができる!!これは行くしかないでしょ!!
ということで、美術館巡りもしっかりと予定に入れておきました。

行くべき場所は
ロンドン/ナショナルギャラリー
ロンドン/王室コレクション
ロンドン/ケンウッドハウス
パリ/ルーブル美術館
となりました。

エジンバラのスコットランド・ナショナルギャラリーにも1点作品が収蔵されています。しかもこの美術館はエジンバラ城のすぐ近く。入場料はタダです🎶。
一度日本で見ている作品ですが、現地で見ておくのもいいかと思い、足を運びました。日本で見るより至近距離で作品を見ることができたのはよかったです。ヨーロッパの美術館では写真を撮ってもいいっていうのは本当に嬉しい。
あぁ、エジンバラへ来てよかった・・・。

フェルメール作 ”マリアとマリアの家のキリスト”

再びTramsでエジンバラ空港へ

市内のあちこちで乗り降りできるTramsはとても便利。空港へ向かうためにPrinces Streetの駅からTramsに乗ろうとしたのですが、なぜか反対方向行きのTramsに乗ってしまい・・・(東京に行こうとして新大阪行きの新幹線に乗るとか、たまにこういうことをやっちゃう方向音痴な私)。
車内には車掌さんがいて切符を拝見〜〜って来るんですよね。やばっ。逆方向に乗っちゃてるから切符持ってない・・・。冷や汗かいてたら、なんと車掌さんは私をスルー(私はここにいないよオーラを出していたのが幸いしたのかしらん)。ラッキー✌️。次の駅でそそくさと乗り換えて、何食わぬ顔して空港へ戻ったGerryでした。ひとまずほっ。

遠くに海が見えます。素敵な街並み。

液体袋に入らないウイスキー

さて、バックパックひとつで来ているから預け入れ荷物はないので、チェックインをスマホで済ませてすぐに保安検査場へ。

あれ?私ウイスキーの小瓶を何本か買ったよね??(今頃思い出したか!!スコッチの小瓶を7本ぞ)
液体用の袋に入るかしら??背中を嫌な汗がたら〜り。

液体の持ち込みルールはこちらを参照してくださいね↓ どこの空港でも同じだと思うのですが。

機内に持ち込める液体は備え付けの(あるいはそれに相当する)ビニール袋に入るだけって決められていますよね。で、ビニール袋に買ってきたウイスキーを入れたんですけど、どうしても1本入らない。しかも、入れた袋も口が閉まらずパンパン。野菜詰め放題の時よろしく袋の口が閉まっていない・・・(例えがややこしくてすみません)。このままカバンに入れてしれっとX線検査を通れないものかと思っていたのですが、カバンは係員のいるレーンへ流れていきました。入らなかったやつ没収されるのかなぁ。ああぁ。

係の女性が私のカバンの中身をチェックしています。そりゃそうだ。
ビニール袋に入りきらなかったウイスキーの運命やいかに・・・。

"Sorry. I bought too much whisky…"
"Yeah, I can understand. You're tourist, huh?"
"Yes…I've wanted to buy some scotch here in Scotland for a long time."
"OK. ………You can go."
"REALLY? THANK YOU VERY MUCH!!!"

というわけで、はみ出してたウイスキーを没収されることなく保安検査場を通ることができました。え?なんで??

シェンゲン協定に加盟していないイギリスとアイルランドの間にはシェンゲン協定ができるもっと前からCTAという協定があります。これはイギリス人とアイルランド人のみに適用されるものですが、国民がこの2国間を自由に行き来できるというもの。自由に旅行に行き、自由に住むことができ、この協定についてはイギリスのEU離脱後も有効であるとされています。

この協定があるため、アイルランド・イギリス間のフライトは国内線のような扱いになり、イギリスからアイルランドに入国する際、非EU出身者は入国審査を受けることになりますがアイルランドからイギリスに入国する際は入国審査がありません。

アイルランド留学センター

ダブリン〜エジンバラ間のフライトは国内線扱いだったわけか。そうなると液体の持ち込みルールも変わってくるので、今回はパスできたのかな。
何はともあれ、冷や汗はかきましたがウイスキーは没収されずにすみました。
「今日の冷や汗は明日のウイスキー」なんちゃって😅。

再び登場 ”今日の雨は明日のウイスキー”

遠足は家に帰るまでが遠足です

こうして長年の夢だったエジンバラ訪問を終えて、ダブリンへ戻りました。
この時にはちゃんと入国審査がありましたね。前回同様友人の結婚式に出るんですと説明。

"So, you're here for your friend's wedding?"
"Yes."
"Where will the wedding be taken place?"
"In Bailieborough."
"Oh yes. Bailieborough. In Cavan?
"Well…I'm not for sure."
"OK. Enjoy the wedding !"
"Thanks."

なんて会話を交わして入国審査も無事終了。あとはバスでホテルに帰るだけ。

来るときに乗ってきたAircoachのバス停に行ったら、チケットオフィスはすでに閉まっていました。ネットで買おうとしましたが、ずいぶん遅い便しか買えません。次の日は結婚式だし、なるべく早く帰りたいなぁと周りを見回したらDublin Expressの乗り場とチケットオフィスを発見。€10とちょっと高いけど(Aircoachは€7だった)仕方がない。すぐに来るっていうし、チケット買って乗ることに。

遠足は家に帰るまでが遠足です。

唐突にすみません。最後まで気を抜かずに、ちゃんと家まで帰りましょうってことですよね。小学生の頃担任の先生がよくおっしゃってました。

気を抜いてしまいました・・・。

Aircoachに乗ってるものだと勘違いして、バス停をちゃんと確認せずに乗ってたんです。30分経っても降りたいバス停のアナウンスがない。あれ?私はどこで降りればいいんだろって思った頃にはバスの乗客は私とあと1人になってました。

本日3回目の冷や汗・・・。

バスの運転手がどこへいきたいのか声をかけてくれました。行き先を告げると、あ、そのバス停はもう通り過ぎちゃったよ、とのこと。あれま、どうしましょ??
そうしたら運転手さん、安心してねというジェスチャーとともに、このバスはまた空港へ向かうから、降りたかったバス停の近くにあるバス停を教えてあげるよ、そのまま乗ってて、ですって!!

助かりました。30分もあれば帰って来られるところを50分近くかけて帰ってきました。やれやれ。最後まで気を抜いちゃぁダメですね。特に知らない場所では。
遠足は家に帰るまでが遠足です。先生、あなたは正しいです。実感しました。

何はともあれ無事に遠足を終えられてよかった!ウイスキーも無事だったし。
エジンバラ、また行きたいな。

エジンバラ城と衛兵さん。英国を感じます。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。
次回はロンドン滞在記です。




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