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組織開発

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組織開発におけるポイントをご紹介しています。制度導入・1on1・人材育成などテーマは様々ですが、経営者や新任マネージャーの方、管理職を目指す方にお読みいただきたい内容です。
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記事一覧

自分で出来る究極の面接対策

新しい年度が始まり、新たな職場に入社された方や、学生から社会人へと環境が変わられる方が多いこの季節。企業の人事採用担当者は、入社された方の受け入れや研修、翌年の採用活動で慌ただしく動かれている時期と思います。 今回は、元転職エージェントの視点から、就職活動・転職活動をされている方向けに「自分で出来る面接対策」についてお伝えします。 面接対策とは 書類選考・適性検査・筆記試験・面接といった企業の採用フローの中で重要視されている「面接」。近年は、イベント開催・インターン・カ

人間関係を楽にするセルフコーチング「エンプティチェア」とは

今回は、コーチングやキャリアコンサルティングの場で使っている「エンプティチェア」をご紹介します。 本来は、コーチやキャリアコンサルタントに問いかけをしてもらう方がスムーズですが、専門家のサービスに申し込むのはハードルが高いと感じられる方やセルフコーチングについて興味のある方に向け、自分自身でコーチングを行う方法をお伝えします。 エンプティチェアとは エンプティチェアはゲシュタルト療法と呼ばれる心理療法の1つとして、カウンセリングやコーチングの場で使われることがある手法で

1on1ミーティングにユーモアを

今回は、これまで何度も発信している1on1ミーティングについて、少し違った切り口での記事を書いていきたいと思います。 1on1ミーティングはうまくいっていますか? 1on1ミーティングとは、上司と部下が定期的に行う1対1の面談のことで、近年注目されている人事施策です。 上司が部下の育成やモチベーション向上を目的に行う個人面談で、週に1回、月に1回といった定期的なペースで行われます。上司は1on1を通じ、部下が抱える悩みや将来のキャリアビジョンを理解し、問題解決や気づきを

会議が形骸化してしまったら(参加者編)

前回の記事では、会議が形骸化してしまった時の対応策を主催者向けにお伝えしました。 会議を立て直すには、主催者やファシリテーターのスキルが必要ですが、今回は会議の出席者の大半である参加者として出来ることにフォーカスしていきます。 会議を作っているのは誰? 会議に出席する際、みなさんはどんな態度で臨まれますか?そして、どのくらい主体性を持って臨まれていますでしょうか。 主体性とは「自分の意志や判断に基づいていて自覚的であること、自分の意志や判断において自ら責任を持って行動

会議が形骸化してしまったら(主催者編)

今回は、組織内での会議が形骸化してしまった時の対応策をお伝えします。組織を作る上で、会議はとても重要な役割を担いますが、実のある会議を実施することは意外と難しかったりします。 今回のnoteは、主催者向け・参加者向けの2回に渡ってのシリーズ記事となります。是非、ご自分の組織に重ね合わせながらお読みいただけたらと思います。 会議の目的 皆さんの組織では会議は活発に行われていますか?主催・企画・ファシリテーションをする方、参加する方など、色んな立場で会議に出席することがあると

採用力を高めるエージェントコントロールとは(前編)

先日は「地方製造業が採用活動で改めてすべきこと」についてお伝えしました。今回も引き続き、企業の採用活動について書いていきたいと思います。 採用プロセスにおけるエージェントコントロールとは みなさんは「エージェントコントロール」という言葉をご存知でしょうか。人事・採用のお仕事をされている方は馴染みがあるかもしれませんが、一般的には聞きなれない言葉と思います。 人事・採用で使われるエージェントとは「転職エージェント(人材紹介会社)」を意味することが多く、そのエージェントとの

採用力を高めるエージェントコントロールとは(後編)

前回記事「採用力を高めるエージェントコントロールとは(前編)」では、採用プロセスにおけるエージェントコントロールについての解説と、転職エージェントの特性についてご紹介しました。 後編では、具体的にどのようにエージェントと関係を築いていけば良いのか、採用力を高めるとはどのようなことなのかについてお伝えします。 待遇面の充実が難しい企業こそエージェント活用を 前編では「紹介の決まりやすさや成功報酬金額により、エージェントは注力企業を決めている」とお伝えしました。多くの求職者

「仕事は青春部」部員募集!

今回は、私が今後作っていきたい部活動の募集記事となっています。 仕事で青春していますか? 唐突な問いですが、皆さんは仕事で青春をされていますか? 「もちろん、常に青春だ!」「いや、仕事ってそんなもんじゃない」など様々な意見があるかと思います。 私自身、これまでの仕事を振り返ると、(基本的には)仕事で青春しています。 しかし、同じ仕事でも没頭し充実感を味わえている時もあれば、イマイチと感じる時など、やはり発動条件もあります。 ところで、青春ってなんでしょうか。 W

地方製造業が採用活動で改めてすべきこと

2024年に入り、早くも採用に関する相談が入り始めています。昨年1年間でaRに最も多くご相談をいただいたテーマが採用でした。(なんとメインサービスの組織開発より多い!) 私の居住地が岡山ということもあり、西日本(特に関西・中国・四国エリア)の製造業様からの相談が多くあります。今回は地方の製造業様が採用活動で改めてすべきことについてお伝えします。 なぜ地方製造業なのか 今回なぜ「地方」の中でも「製造業」にフォーカスし記事を書くのか?ということですが、理由は2つ。 ①地方の

社員さんとのコミュニケーションを解決!「目線」を意識する。

社員さんとのコミュニケーションに困っていませんか? こんにちは。aRの三好です。 突然ですが、みなさま社員さんとのコミュニケーションで困ったことはありませんか?日々一緒に仕事をしていく仲間としてコミュニケーションを取っているつもりでも、なかなかうまくいかないこともあると思います。 例えば ●もう少し主体的にプロジェクトに関わってほしい ●自ら積極的に提案をしてほしい など、期待しているからこそプラスアルファを求めたい場面があると思います。 そんなときは「目線」を意識して

社員さんとのコミュニケーションをうまくするには?

~声掛け編~ "前回記事「社員さんとのコミュニケーションを解決!「目線」を意識する。」は、比較的1on1や面談の場で、目線を意識することや外在化をうまく取り入れる手法についてお伝えしました。今回は、普段の声掛け編ということで、普段のコミュニケーションについてのお話を少ししたいと思います。 上司と部下のコミュニケーションの距離感って? 上司と部下のコミュニケーションって、正解がないので難しく感じられる方も多いのではないでしょうか? 雑談でコミュニケーションをとることも大事

組織作りの重要ポイント「言葉を揃える」!

こんにちは。aRの三好です。 本日のテーマは 組織作りにおいて重要なポイントである「言葉を揃える」についてお話いたします。 使ってる言葉の認識は合っていますか? よく同じ組織で起こりがちな【同じ言葉を使っていても実は認識がずれていた。】なんてことよくありませんか? Aという言葉を社長や役員が使っていても実は現場ではA+やA-といった意味で微妙にずれていることがあります。実はこれを放っておくとあとあと結構ややこしかったり、事業に影響がでてきたりします。またAという言葉に類

しくみとコミュニケーション、どちらが大事?(前編)

こんにちは。aRの三好です。 今日は【しくみとコミュニケーションどちらが大事?】をテーマにお話をしていきます。経営者の方と組織のお話をする際、2つのパターンに分かれることがあると感じます。 1つ目は「最近他社でも取り入れている〇〇というしくみを取り入れたいので教えてほしい」といった「しくみありき」のお話。 2つ目は「しくみよりもコミュニケーションが大事なので、極力しくみは取り入れたくない」といった「コミュニケーション至上主義」 これら2つを比較しながら、組織作りで大事にすべき

しくみとコミュニケーション、どちらが大事?(後編)

こんにちは。aRの三好です。 今回は【しくみとコミュニケーションどちらが大事?】のテーマの続きです。2つ目の「しくみよりもコミュニケーションが大事なので、極力しくみは取り入れたくない」といった「コミュニケーション至上主義」について、本日はお話します。 コミュニケーションありきについて 前回の「しくみが大事」と考えられている組織は、ベンチャーやロジカルな経営者に多い印象とお伝えしました。一方「コミュニケーションが大事」と言われる経営者は、創業10年以上経過しており、事業があ