3ヶ月で会社を辞めて映像クリエイターを志す話①

Miyoshiと申します。

前回に続く話となるのですが、今回は映像制作会社に応募してから退社するまでの3ヶ月。
そしてその3ヶ月の気持ちの変動で映像クリエイターを志望したのかをお話していきます。
先に申し上げますと長くなってしまったので分けてお話しできたらと思っております。
よろしくお願いいたします。

就職する年にしようと決めたその年の2020年1月。
とりあえず勤めていたアルバイト先に3月末に辞める旨を伝え、緩く転職先を探し始めました。
まずはなんとなく興味を持っていたADの仕事を探してみることに。
インディードで調べてみると、多分誰もが「名前は知ってるよ」くらいのバラエティ番組の名前を掲げ募集している制作会社に目が止まりました。
自分もこの番組は見たことないけど、業界のことは全く知らないし、組織もでかいし...悩んでいても仕方ないという気持ちで応募してみました。
就職っていうと勝手なイメージですけど「何社も受けて、どこも受からない」みたいなのを想像してたんで、ダメもと感覚で。

それから面接を受けてトントン拍子で2月の中旬には内定をもらいました。
面接もボロボロだったのに受かった時は「ADって大変だっていうし、入れ替わり激しいから人員補充かな」くらいに受け止めてました。
とりあえず仕事で生きる人間てカッコよくね?と思ってたのでADがどんなに忙しくて帰れない(というイメージ)職種であろうが、まじで頑張ろうと思って入社を決意しました。

新型コロナウイルスの影響もあり、4月1日付入社ではあったものの実際の出勤は1週間ほど遅れた4月6日。
その際に契約書のやり取りや、会社PC、社用携帯などを支給してもらえました。
会社携帯はなんとなくわかるけど、PCまで貸してくれるの?と思いました。
ADはなんとなくアクティブに動く職業だと思っていたんですけど、実際はリサーチといって調べる作業が鬼のように多かったです。
腰が痛くて事務のバイト(前の職場)辞めたのに、ADも3分の2は事務作業みたいな感じだったことにまずギャップを感じました。
ゲストありきのバラエティ番組を担当することになったので、まずはゲストが決まったタイミングでゲストのリサーチ(簡易プロフィール、交友関係、趣味、特技など)、そこから派生した企画をディレクターが候補を出しそのリサーチ、そして全てしっかり資料化してディレクターに返す。

この「リサーチ業務」は番組を作るにあたって滅茶苦茶大事な作業だってことはわかっているのだけれども、嫌いでしたね。
理由は単に面倒くさい。
ネット情報だからいくらでも出てくるのではないかと思ってたんですけれど、意外と信憑性のありそうな話を調べるとなると結構時間がかかります。
そして資料化する際にも4〜時間ほどは時間を取られ、そしていくら時間をかけて丁寧に資料を作成しても企画自体流れるか、読まれない始末。
ADって何事も「無駄なことまでしっかりと基盤を作る」っていうのがスタンスで隅々まで仕事している感じでした。

あとは担当したバラエティ番組の規模が結構大きくて、番組の構成が決まるまで複数の会社の偉い人→ディレクター→ADに指示が下りるんですけどその指示がまあ遅い。
ゲストありきの番組だったので、収録の1週間ちょい前にゲストが決まった時はADもなかなかパニクっておりました。
逆にその企画が決まらないことにはADも動きようがないので、意外なことにすごい暇な時間も多いんですよね。
決定が遅いから必然的に準備も短い時間の中でこなさなければならなく、忙しい時期は寝れないっていう感じでした。

コロナの影響で元は基本的に平日出社だったのが、家でできることは在宅勤務可能な期間であったこともあり、暇な時期は家にいることも多かったんですけど。
土日でも平日の夜中でも休まった気がしなかったのも辞めたい要因の一つでした。
プロデューサーとディレクターの会話で携帯は鳴り続けるし、何かぼんやりとでも企画が決まればすぐにリサーチに移って資料化しなければならない。
「1時間後に展開できるようにリサーチしといて」という感じですかね。
それが夜中だろうが、休みだろうが、外出中だろうが基本的にはお構いなし。
なのでどこに行くにも社用の携帯とパソコンは持ち歩いて外出していました。

収録までの仕込み準備や、編集作業に入るまでの準備、リサーチ業務以外の仕事は基本的には嫌いではなかったんですけど。
大半の割合をそのリサーチ業務が占めているので、これ何年もできるかな〜と薄々思いを募らせてました。

長くなってしまったので前半戦はとりあえずこのへんまで。
合わなかったといえば、自分には合わなかったんだなと思っておりますし、楽しいと思える方にはすごく楽しめる職種ではあると思いました。
ここまでは辞めるに至る決定打にはなっておりませんが、退職を決意するまでの心境の変化はまた次回も話させていただけたらと思います。

ありがとうございました。

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