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モネロス

先日、朝ドラの「おかえりモネ」が終わりました。
基本テレビは録画して観るのですが、登米の森林組合の最後ぐらいまでは、ほとんどタイムリーで観ていたのですが、なんか観なくなって放置してました。で、最終回を迎えたのを機に録画した朝ドラの後半半分ぐらいを3日ぐらいで一気観しました。全然観てなかった癖に、モネロス半端ねぇっす。

おかえりモネは、震災後の東北の人々の心の闇というか澱と向かい合った内容で、観ているのが辛い場面もありますが、かなり好きな作品です。

miyoshiは、東北の出身ですが、震災の時には東京で暮らしていました。結婚して遠距離恋愛だったハニーと一緒に暮らしだして1ヶ月という時期でした。

震災の被害は、全く無かったのですが、計画停電で埼玉から都心の会社に毎日出勤するのは難しく、年度末の納品が近かったこともあり、会社近くのホテルで1週間ほど生活を強いられ。妻は、上京して1ヶ月しかも、神戸で阪神大震災を経験して以降、地震に対する不安が強くあるため、しばらく神戸の実家に帰ってもらうという状況だったのを思い出します。

私の東北の実家は、沿岸部でもなく、幸いにして大きな被害にはあわずに、庭の古い土蔵を取り壊しをした程度で済みました。
そんな、自分ですが「おかえりモネ」を観て自分でも気づいていなかった、気づかない様にしていた思いに気づきました。

それは、「東北人でありながら、上京してきた自分が、震災に関して負い目を感じている」ということです。

被災された方には大変失礼な話かも知れませんが、実家を捨てて好き勝手やっている自分なんか申し訳ない、地元が東北が大変な時に何も出来ない無力感、と言ったものが知らず知らず、自分の内にもあったということに気付かされたドラマでした。

まあ、だからと言って何も変わらないので、自分が今いる場所で出来ること、やりたいことを、やって行くだけなのですが。

新しい朝ドラのカムカムエブリバディは、ラジオ英会話と100年に渡る家族のお話ってことで、日々、苦手な英語と格闘している自分の励みになるドラマだと良いなと思って、こちらは今の所、毎日観ております。

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