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I'm a software engineer.

noteを更新しようと思いつつ、なかなか出来ずにいます。
ネタは思いつくのですが、Outputを続けるって難しいですね。

I'm a software engineer.
ということで、私はソフトウェアエンジニアをしています。
携帯電話関連のソフト開発でキャリアをスタートし、画像処理をちょっとかじって、スマホのアプリ開発に携わり、Webアプリ開発のマネごとみたいなこともやり、現在はWebセキュリティーを中心としたセキュリティ専門企業でソフト開発をしています。職歴を簡単に並べただけでも、我ながらソフト開発が軸になっていると思います。
元々、コンピュータが好きで、IT系に漠然とした憧れがあり、選択肢の一つとしてあったのですが、自分の中での志望度は、ギリギリ、ランク外ぐらい。ソフトウェアエンジニアになるとは思っていませんでした。

少し昔語りをすると。
私が、中学生のころ目指していたのは、文筆家でした。まあ、そんなに簡単になれるなんて思っていませんでしたので、書店員や図書館司書など本に関連する仕事につきたいと本気で思っていました。それには、大学に行って文学とかを勉強しなきゃいけないんだろうなと漠然と思っていましたが、なんやかんやあって、進学校ではなく、その次点ぐらいの商業科に進学しました(成績がね、足りなかったんですw)。
父が個人経営者でしたので、跡を継ぐとしたら経理は出来た方がいいぐらいに思ったのと、進学率もそこそこ悪くないし、多少興味のあるプログラミングも勉強できると知ったからです(COBOLに関して知っていたら、選ばなかったけどw)。この辺で少し、IT系に進路が向かい始めます。
しかし、高校生になった私は、会計士や税理士を将来の目標と定めます。簿記が向いてたんですね。簿記の勉強は面白くて、成績もかなり良かったと自負しています。で、当然、大学は商科系などの会計士や税理士の方向を目指しましたが、ここでもなんやかんやあって(希望する大学への推薦には、やっぱり成績が足りなかったんですw)自宅から歩いて3分ほどにある私立大の情報工学系の学科に進学しました。(ここは、理事長が逮捕されたりと、本当に残念な大学です)
この辺で、将来はIT系に関わるというのは、ほぼ確定しました。でも、私は、ソフト開発やシステム開発といった観点で就職するつもりはなく、カーメーカーやロボット開発など、作りたいのはハードで、たまたまIT系の勉強をする道に入ったので制御等のソフト開発を学ぼうとしていました。

そんな私ですが、就職活動で第1希望のカーメーカーの推薦枠が今年からなくなるという事態に遭遇しました。まあ、推薦がなくても普通に受ければ良いのですが、それはそれは狭き門、、、勝手に挫折して諦めてしまいました。
研究室のBOSSからは、大手電機メーカーや外資のカーサプライヤーへの推薦、博士課程に残る様になど、様々なご提案を頂きましたが、いずれもお断りして、すでに内定をもらっている会社のいずれかに就職をしようと決意しました。

1つは、携帯電話関連のソフトウェア開発をしているベンチャー企業、もう1つはカーサプライヤーでした。周囲からは、カーサプライヤーへの就職を進められました。超大手企業T社の系列で、その会社自体も大きな会社でした。待遇もよく、福利厚生も充実。希望する車の開発に関われるということも大きな魅力でした。

ですが、私は、もう1つのベンチャー企業を選択しました。理由は色々あるのですが、研究室に来ていた外部講師の先生に頂いた一言がきっかけでした。

当時、父が病気で入退院を繰り返しており、実家を離れて就職することを躊躇い、地元の企業を受け直すといったことも考えていました。
先生から「就職は決まったの?」と尋ねられ、”2社内定をもらっているが決断出来ないでいること。父の体調のこともあり、地元に残るべきか悩んでいること”をほとんど話したことがないその先生に打ち明けました。
誰でも良いから、いや、様々な事情を知らない誰かに聞いて欲しかったんだと思います。
そして、その先生から
「折角、技術者になるのに、面白くない考え方だね」
と一蹴されました。ポカンとする私に
「地元に残るべきかじゃなくて。通信技術や移動技術で距離をなくしていつでも一緒にいるようなネットワークを作って問題を解決してやるぐらいに思いなさいよ」
と仰ったのです。その瞬間、「ああ、そうか」と思うことが出来たのです。
もちろん、技術で世の中を変えるなんて一朝一夕には出来ないし、目の前の課題が全部すぐに解決するわけでもありません。でも、それまでは、「仕事=生活の糧を得る手段」とか、「車が好きだから、車関連の仕事」といった観点でしか物事を見れていませんでした。もちろんその考え方も否定しませんし、好きが大きな原動力になることは事実です。(私の場合、好きだと思い込もうとしていた節があるのでちょっと微妙。。。)
しかし、「技術者になる=新しい技術で世の中を変える可能性がある」という壮大な世界観を見せられたことで、そこから、技術者になるにあたって何がしたいのかを真剣に見つめ直すきっかけになりました。

その後、自分が何がしたいのか、何が面白そうなのか、何にワクワクして楽しめるのかを考えた結果、より面白そうなベンチャー企業に就職をして現在に至ります。
多分、カーサプライヤーに就職していてもソフト開発に携わてソフトウェアエンジニアになっていたと思います。地元のシステム会社でも変わらないと思います。でも、先生の一言のおかげで、技術者、ソフトウェアエンジニアとしての道を自分で考えて歩んでこれたと思っています。
まあ、残念ながら大きく世の中を変えるような開発は出来ていませんがw

#この仕事を選んだわけ

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