僕らが旅に出る理由

夏休みの旅行の計画が立った。

今年は、高松の直島へ。大学生の頃から行ってみたくて、でも機会がなかった四国。我が子はアートが好きなので(多分)、美術館めぐりも楽しいだろう&砂浜遊びデビューもさせたかったので、おばあちゃんと三人で行ってきます。

子供が生まれるまでは、もっぱら海外旅行ばかりで国内に目をむけていなかったのですが、日本にもいいところたくさんあったんだーと、目から鱗の連続です。ただ、趣味が異国の町歩きである私は、国内では「異文化」をあまり感じられないのがただ不満。

歩いているだけで「異文化」を感じるのは、もちろん言葉の違いもあるけれど、街の匂いや道路の舗装の仕方、建物の並び方、人々の歩き方などなど、あらゆるものが違うから。その違いはほんの些細な場合もあるけれど、でも色んな要素が組合わさると結果全く違う文化の風を感じることができる。それだけで刺激的で、日本での日常を浄化してくれるパワーがあるんだよなあ。

今まで旅行した国で印象的だったのは、イタリア、スリランカ、ボリビア。時間の流れが穏やかで、人も明るくてスッと人の心をほぐしてくれるようなコミュニケーションができた。私はこの三つの国を旅して、「明るい」と「うるさい」は違うんだなと思った。よく、イタリア人はおしゃべり好きで明るいと言われるけれど、日本人だっておしゃべりするし、キャアキャア言いながら街を歩く姿はよく目にする。そういう点で、日本人も明るいのでは?と思っていたけれど、明るさとは、他人を巻き込むものであるんだなーと旅をしながら思った。

ただその人の性格が前向きだとか、にぎやかだとか、そんなことは関係なくて(なくはないが。)、ただ声をかけただけの人であっても、その人と関わった人が明るい気持ちになるような人を「明るい人」と言うんだろうな。

異文化に浸りたい気持ち、あと四年ぐらいは我慢しよう!

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