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2018年3月の記事一覧

銀河鉄道の父 書評

銀河鉄道の父 書評

"父親"の気持ちは、きっと"父親"にしかわからない。でも、この本を読んで少し父親を慮れるようになった。

宮沢賢治がどーのこーのとは関係なく、"ある父親の一代記"として読んだら、とてつもなく読んで良かったと思えた。(もちろん、賢治の伝記のスピンオフ的な感じでも楽しめる)
明治〜大正期の父親像。家長であり、社長であり、厳格であらねばならぬ。そういう"父としてのプライド"と息子への愛情のフラストレ

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