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16:34、病院の待合室で。

言われるがままに脳神経外科に来てしまった。行くべきは絶対ここじゃない気がするけど、なんでもいいから診てもらえという圧に負けた。母親の圧の話。

結局三日連続で涙を流しながら過去と今の気持ちをあれこれ話し、妹に間に入ってもらってひとまず和解はできた。できたけれど、人はそんな簡単に変われないから母親の思うような気の利く明るい娘には一晩で生まれ変われない。よって、また振り出しに戻ってしまった。

「お母さんのせいでそういう風に育っちゃったんだね」と、心底疲れたように言われてしまうとなんだか途端に私が悪者になったような気がして、慌てて「いや、お母さんを責めてるとかではないんだけど」とフォローに回るのを何回か繰り返した。
確かに母親からしたら、この歳になって自分の子どもが「実はあのときこんな気持ちで、それで今でも気にしてしまうことがある」みたいなことを突然言い出したらびっくりするだろうし、それに向き合えというのも酷な話だろうと思う。今までは演技してたの?と不信になるのも無理ないとは思う。誰かサポートをしてあげてほしいと思うけど、公的な相談窓口とか心療内科系には懲りてしまっている母親だからどうにもならない。結局私がサポートしなきゃいけないのか?


状況を見て察して判断するのが下手くそなのは、育ってきた環境なのか単に私がポンコツなのかわからないけど、それを母親は病気か障害だと言ってなんでもいいから病院に行けとなって。で、いま脳神経外科の待合室にいる。明日発達検査受けに行くし、その時に追加で相談しようと思うって言っても「まどろっこしい、薬も出せないのにそんなところ行っても解決にならない」の一点張り。困ったなあ。


色々調べてたらアダルトチルドレンの文字が目に入った。そういえば大学の時に授業でやったわ。
100じゃないにしても多少当てはまる気がするなあと思いつつ、それこそそんなこと言ったら母親が責任感じるんじゃないかとかぐるぐる考えてとりあえず黙っておくことにした。
でも、親の言葉とか態度って普通に子どもの成長に影響与えるものじゃないの?それは子育てしたことがない人間の考え?どんなセリフを子どもに吐いても子どもはすくすく育つと思ってたのかな。目に見える暴力とか、ご飯をあげないとか、そういう虐待じゃなければ子どもの心が傷つくことはないと思ってたのかな。


まだまだ穏やかな生活を送るのは難しい。
早く物理的距離を置きたいな。

診察には一時間待ってもまだ呼ばれない。




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