見出し画像

0:51、泣き腫らした目で。

もう何がなんだかわからない。

午前中にまた母とひと悶着あり、今日は(昨日になるのか)昼から夜まで一人で出かけた。

久しぶりの図書館はすごくひっそりとしていて、本たちが静かに厳かに私の指が触れるのを待っているように見えた。
何故だかその様子に戦いてしまいなかなか読む本を選べなかったのだけれど、結局吉本ばななさんの『キッチン』を手に小一時間を過ごした。えり子さんに会いたいと思った。


帰ってきてから母親と話してわかったのは、子どもの頃の私に我慢を強いるようなことを言った過去を、彼女は覚えていないということ。そんな気はしていたけれど。
だから、私が一方的に根に持っている形になるし、勝手にプレッシャーを感じて勝手に気を遣って、結局歳の割に何もできない人間になっている。
わかったところでお互いの考えやら気持ちやらを理解できるわけではないのだけれど、小さな小さなきっかけにはなったと思う。

がんばって言い返せるようになりたい。
カチンときたら、は?と言い返す瞬発力をつけたい。


就職のことも、何を思ったのか「ライターやればいいじゃん」とかって言い出すから正直混乱してしまった。地に足付けろ、現実を見ろ、家の経済状況わかってんのか、のオンパレードだったのに?

もうわからない。わからないが、今度からはわかんねえよって言い返せる私になるんだからな。瞬発力鍛える。


一人暮らしはやっぱりしたいし、趣味の範囲内だとしても書くことは続けたい。たぶん書かないと息が詰まってしまう。何年か前に友達が「定期的に歌いに行かないと音が身体に溜まってよくない」って言ってたけどわかる気がする。シュレッダーのゴミ箱でぎゅうぎゅうに固められた紙みたいに身体の中に言葉が詰まって上手く吐き出せなくなる。


話そうとすると勝手に涙が出るのはなんなんだろう。これさえなければもっと強そうに見えるのに。めそめそされるのほんとムカつく、って言われなくても済むのに。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?