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消費者物価地域差指数 2022年 宮崎県は5年連続で全国最低。13年の統計開始以降8回目。宮崎が一番デフレの足を引っ張って来たんだな、という話。

2022年の本県の物価水準(消費者物価地域差指数=全国平均100)が96・1で、5年続けて全国で最も低かったそうです。

 県は16日、2022年の本県の物価水準(消費者物価地域差指数=全国平均100)が96・1で、5年続けて全国で最も低かったと発表した。最も高かったのは東京都の104・7で本県の1・09倍だった。本県は10大費目のうち、食料や教養娯楽といった9項目で全国平均を下回った。全国最低となったのは13年の統計開始以降8回目。

上記宮崎日日新聞の記事から引用

実は個人的にはこのデータは知らなかったので、この記事を見て知ったときには本当にショックでげんなりしましたよ。一応総務省のホームページにも見に行きましたけど、ホントですね。

https://www.stat.go.jp/data/kouri/kouzou/pdf/g_2022.pdf

いやぁ、宮崎の状況は酷い酷いと思っていましたが、これほどまでとは、という感じですね。

大して仕事もしないでも同じ給料がもらえて下がらない県職員は「これは良いことだ」と思って発表しているのかもしれませんが…

アベノミクスでは長いこと「デフレからの脱却」が叫ばれてきたわけですが、なかなか脱却できないデフレスパイラルのなかで、一番足を引っ張っているのが宮崎県ということが言えるわけです。

物価水準が低い宮崎県及び群馬県は「食料」が 最もマイナスに寄与

https://www.stat.go.jp/data/kouri/kouzou/pdf/g_2022.pdf

最もマイナスに寄与しているのが「食料」であるということは、農産品が高く売れないという意味でもあります。

宮崎県内で、あれだけ露骨な利益誘導を行っている農業関係者も、それ以外の産業の人材を増やして近隣に消費人口を増やさないと、自分たちが精魂込めて作ったと主張する農産品も高くは買ってもらえないのだぞ、ということにいい加減気がつくべきなのではないかと思いますよね。

労働生産性の高い産業が近隣にないから消費人口も増えず、全体の所得も上がらないので、農産品の価格も上がらないんですよ。

全国どこにでもある安いジャンクフードの代表のような「ギョーザ」の消費が多いことをアピールしてる場合じゃないんですよ。それは県全体が貧しいということのアピールでしかないわけです。しかも県庁所在地で。

2013年の調査開始以来これまで7回も全国最低を記録していたのに、それを悪いことだと認識もできないのか、わかっていたけどやる気がないのであまり県民の目に触れないようにしてきたのかはわかりませんが、このデータもまた、河野俊嗣県政において産業振興政策が全く行われていないことの証左であるといって良いと思います。

ちょっとホントどうにかなりませんかね。



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