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宮崎は自分が思っていた以上に貧困化が酷い状況だと実感した話。総務省家計調査から。

先日、総務省の家計調査の結果で宮崎市が餃子の消費額が2位に転落したことを書きました。

記事にも書いたとおり、宮崎市で餃子の消費額が増えたのは、宮崎の過疎化・高齢化・貧困化が進んだことが原因で、決して喜んでいいことではないと個人的には思っていますし、こんなもので競争しないでほしいと思っています。

この記事を書いたからかどうかはわかりませんが、XのおすすめにNHKニュースの家計調査に関してのツイートが上がっていました。

そこにリンクしてある記事を読んで見ると、宮崎市の衰退ぶりが如実にわかる宮崎市民としては非常にがっかりするような内容でした。

ツイートの画像にもある通り、「さば」を全国で一番食べているのが宮崎市民なのだそうです。最近は加工品なども多くて安いですからね。餃子もそうですが結局安い加工品しか手が出なくなっているんですよ、宮崎県民。

一方、ギョーザで日本一を奪還した浜松市は、米、じゃがいも、キャベツ、ハンバーグの消費量も日本一だそうです。

静岡県浜松市は、スズキ株式会社、ヤマハ株式会社、河合楽器製作所、ローランド株式会社、浜松ホトニクス株式会社など世界でも有数の製造業の本社を有する市です。宮崎市の倍ほども人口があり産業構造もしっかりして、住民の所得も高く、胃袋が大きくて食欲も旺盛な若い人が多いですからこういう結果になるわけです。

こんな「ちゃんとし繁栄している市」相手に、ギョーザだけ小手先のキャンペーンで勝とうとしているわけですよ。

恥ずかしいからやめてくれよ。

上記NHKの記事によると、光熱・水道にかける金額も宮崎市は最低だそうです。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240206/k10014349311000.html から引用

これは上位の市が軒並み日本海側の冬に雪がふる寒い地域に偏っていますから、消費性向というよりも、気候ファクターが大きい項目のようです。それでも、県庁所在地でこれほど光熱費が低い、というのは可処分所得の問題も大きいはずです。(来年からは宮崎市も水道料金の値上げがあるようですが。)

宮崎市の可処分所得の少なさは理美容用品やアクセサリーの購入額が下位に入ってくることでもわかります。要は宮崎市民、金銭的に余裕がないんですよ。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240206/k10014349311000.html から引用
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240206/k10014349311000.html から引用

最後の極めつけは、宮崎市は寄附金額が全国ワーストです。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240206/k10014349311000.html から引用

宮崎の人間は、「宮崎は気候もあったかいし、人間もあったかい」などということをなんの根拠もなく言うことが多いですが、そんなこと全くないことがデータで証明されてしまいました。

昨年はまんじゅうの消費も宮崎市は全国1位だったそうです。

いま宮崎市は、過疎化、高齢化、貧困化がすすんで、安い加工品のギョーザ、さば、まんじゅうを食べて、理美容やアクセサリーに金を出さず(というより「出せない」)、ましてや「他人に寄付する」なんて絶対しないような、金銭的にも余裕がなく、心根も貧しい人たちばかりになりつつある、ということでしょう。

一つ前の記事にも書いた通り、宮崎では県営病院の経営でさえモラルハザードが起こり始めています

しょうもない「餃子を買いましょうキャンペーン」ではなく、親しい人の葬式にも絶対に5000円しか包まない宮崎の現職・退職公務員連中に、若い人への寄付でも呼びかけるキャンペーンでもやったほうがいいんじゃないですかね、宮崎の地元メディアは。



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