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宮崎県は「PR効果」をことさらに強調するのであれば、負のPR効果もちゃんと集計して公表すべきだな、という話。

最近、宮崎県はなにかイベントなどが起こったときに経済効果というものの中に「PR効果」というものを過剰に算入して公表する傾向があります。

例えば、以前書いた記事では WBC合宿の経済効果は期待したほど上がらなかったにも関わらず、PR効果が100億を超え過去最大になった、とアピールしたり、今年の4月のG7農相会合では、実需が7億行かない程度なのに、PR効果が10億以上あったなどという、メチャクチャなことををアピールしています。

マスコミなどのメディアに取り上げられるということは、良いことが好意的に取り上げられることもあれば、悪いことが批判的に取り上げられることもあるわけで、ここ最近の宮崎県が取り上げられるときには、悪いことも多くなっていると個人的には感じています。

その最たる例が、今年の正月の河野俊嗣宮崎県知事がコロナに感染し、症状があったにも関わらず、元日に初詣などにぷらぷらと出歩いたことを隠蔽しようとして、宮崎日日新聞に依頼したことが、全国的に様々なワイドショーやニュース、ネット媒体等によって大きく報じられました。

さすがに、WBCの合宿ほど取り上げられてはいなかったかもしれませんが、間違いなくG7の農相会合よりは、大きく取り上げられましたから、県の計算方法で「負のPR効果」算出するならば10億円以上、おそらくは数十億規模あったでしょう。

最近では、マイナンバーカードと療育手帳の情報のひも付けを誤ったケースを公表しましたが、これが全国メディアを賑わせ、またそのミスがあまりに初歩的なミスであったために、SNSでも当然悪い意味で宮崎県の杜撰さが広まることになりました。

それを発表した7月中旬にも大きな話題となりましたが、8月8日に国が点検の中間報告をしたさいにも、宮崎県の紐づけ件数が多すぎることについて話題になることとなりましたが。

上記のツイートも600万回以上表示されるという宮崎県をマイナスにPRするには十分な数の閲覧数です。最近話題のコミュニティーノートに追加情報を載せて、なんとか問題をぼかそうと工作している人もいるようですが、こんな問題を起こしてるのは宮崎県だけですので、ニュースでも別枠で報じられるくらいの酷い内容なわけです。

河野俊嗣宮崎県政において、都合の悪いことは見て見ぬふりをしてやり過ごすようなことが完全に定着しているように見えますが、都合の良いときだけそのようなPR効果をアピールすることで、むしろその数字の信頼性の低さが虚しく響くようになっています。

県民も馬鹿じゃないですし、一応民主主義国家ですから、権威主義国家ように都合の良いアピールのようなことは通用しないと思ったほうが良いのではないかと思います。


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