全国的には日本維新の会の勢力が続伸していても、宮崎のような辺境の地方には波及しにくいのではないか、という話。

2023年度の統一地方選挙の前半戦は、奈良県で初めて日本維新の会の公認候補が県知事に当選するなどして全国的には日本維新の会が勢力を伸ばしたことが話題になりました。

これが全国に波及するのかな、ということを考えたとき、宮崎のような東京、大阪のような大都市とは対極にある、辺境の地方とも言える場所からみると全くピンとこないという感じです。

日本維新の会は、宮崎県議会選挙に置いては、宮崎市選挙区とえびの市選挙区において候補者を立てましたが、いずれも最下位での落選です。(えびのは2人で争う選挙区でしたが。)

宮崎県議選 えびの市 統一地方選挙2023 | NHK選挙WEB

宮崎市選挙区において、参政党の新人よりも票が低い、ということは宮崎では、政党としての浸透はまったくないレベルと言い切っても良いのではないでしょうか。

2021年前回の衆議院選挙でも、自民の候補が不祥事があったにも関わらず、保守の受け皿には全くならず最下位でした。

衆議院選挙2021 宮崎(都城・延岡など)開票速報・選挙結果 小選挙区 NHK

個人的には、宮崎のような地方から見たら、維新が大阪を第二極にしようとしているのは、むしろ望ましくない動きかな と考えているのですが、維新が中央政権で力をつけたとして、地方にまで豊かな生活が波及するイメージが全く沸かないんですよね。「関西すごいでぇ」で終わり、というか。

コロナ対応でもごく初期の対応は良かったですが、その後は 「K値、イソジン、雨合羽」 などもあり、大阪府の死亡率は突出して高い感じもあるようで、関西以外の人には受け入れられにくい政党であり続けているのではないかと思います。

宮崎県内の市町村議会議員選挙でも何人かの候補者は立てているようですし、その結果を見る必要もあるとはおもいますが、日本維新の会が関西の枠を超えて、宮崎のような地方に波及するのは今のところ難しいのではないかと感じます。

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