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 親戚になる人達との食事ほどめんどくさいものはない

 1月1日に妹が結婚した。おめでたい。妹に先を越されたのだが、特段変な焦りなどはない。ただそれに伴い、お互いの家族同士の顔見せの食事会が行われると聞き、それはめんどくさいなと感じていた。そしてそれが今日だった。

 いとこ同士の食事会でも少しめんどくさいのに、ほぼ他人と食事をするのはそれよりももっとだ。書きながら思ったがこのnoteを奇跡的に向こうの家族に見られてしまったら次から合わせる顔がないな。笑 まあいいか。本音を書くためのnoteですから。

 僕がめんどくさいと感じてるということは、向こうも当然めんどくさいと感じているはずだ。感じていないわけがない。感じていないのかもしれないけど。なのに食事をする。その食事ももちろん軽くラーメンを食べたり、ファミレスでという訳にはいかない。日本食でコース料理で2時間コースなのだ。2時間!!

 せめて生ビールでも飲んで酔いたい気持でもあったが、ハンドルキーパとして選出されたのでそれもできなかった。

 会食の店に着き部屋にはいるとテーブルが上下2列に並んでいて、片方のテーブルに新郎新婦。とそれぞれの親。そしてもう一つのテーブルにその他の子供たち。という席順になった。自分でいうのもなんだが3兄弟の仲では自分が一番社交性がある方だと思っている。というより他2人がなさすぎるのだけども。兄貴には全く期待していなかったが、本当に2時間の会食で1回も話さなかったと思う。唯一話したのは「ウーロン茶お願いします」という言葉だけ。たのんますよ。笑

 食事会が始まってから、しばらくこちらの席は無言が続く。「辞めてしまえこんな食事会」と心の中で突っ込みながら、見かねた向こうの親が助け船を出してくれて話の種をくれた。一人僕と同級生で同じ野球部なんだよというワードをくれてようやく沈黙を打ち破る。しかし別に同じ野球部で同級生と言うだけでそんなに話をすることはない。だれだれて知っている?という一通り名前あて連想ゲームをした後、それ以上話すことはない。またも沈黙が流れる。しんどいしんどいと思い席を立ちトイレに逃げ込む。別に行きたくもないのに。

 これは俺が話さないとずっと無言だなと思い、どんな仕事やっているんですかという話題を振った。すると兄弟で飲食関係の仕事をしているというのでそこから食べ物関係の話で盛り上がったり、県外で働いているというので、その県について聞いたりなど。いや俺頑張っているなと思いながら隣の兄貴を見ると黙々と飯を食べている。おい馬鹿野郎と思いながらも、しばらくそれで会話が弾んだ。しかしそれも中盤まで。まあ頑張ったし、後半は俺から振らなくていいかと思い、諦めた。

 ここまで偉そうに書いているが決してコミュ力が高いわけでもなく、話を広げるのが上手いわけではない。それを痛感した。まだまだ頑張らないといけない。

 ちなみに言うとその兄弟はいい人であった。多分同じ学校にいれば仲良くなれるタイプ。それだけが唯一の救いだった。

 今回の反省点でいうと、話をふるだけで、そこから広げることができなかった。その原因としては、まじめに話を聞きすぎた。ちょくちょく冗談を挟む必要があったなと。そしてもう少し向こうからも話しかけてくれるような雰囲気をだす必要があったなと。冗談を挟むことでそれも出せるようになると思う。

 これらの事を学べたのでやっぱりめんどくさいと思っていることもやる必要があるなと思った。また時間は恐ろしく長く感じたが予想よりはいい時間を過ごせたと思う。

 だけどやっぱり食事会の後半の後半、またもしばらく無言が続いたので、僕は沈黙を破るように一言

「ウーロン茶をお願いします。」

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