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イベント「私たちはどのようなコミュニケーションをしたいのか」

11月29日(日)19時〜下北沢の本屋B&Bで開催されるTBSラジオ「文化系トークラジオLife」のイベントに登壇します。

塚越健司×清田隆之×宮崎智之×倉本さおり
「私たちはどのようなコミュニケーションをしたいのか」
TBSラジオ『文化系トークラジオ〜Life』トークイベント
http://bookandbeer.com/event/20191124b/ 

さて、テーマである「コミュニケーション」についてですが、最近いろいろと思うところがあり、どのようなコミュニケーションが人生や人間関係をより良いものにするのかと、ずっと考えています。

あまりここで語りすぎると、イベントで話すことがなくなってしまうので少しだけ。個人的に悩んでいるのは、「社会・公」と「個人・生活」のコミュニケーションの作法、質はまったく別のものであるはずなのに、それがこんがらがってきて、どうも上手くいかないなあ、ということです。

たとえば、このイベントでご一緒する清田さんが以前、同人誌で僕と対談した際に、「男性のコミュニケーションはプレゼンテーションになりがち」といった趣旨のことを仰っていたのですが、(性差で明確にわけられるものでないにしても)ああ、わかるなあと自戒を込めて腑に落ちたのでした。

プレゼンテーション的な伝え方は、会社などの組織の中で行うもので、これを家庭や恋愛に持ち込むと、当然、相手とまともなコミュニケーションができなくなる。ディベート的なものも、社会や政治の場面では合意を形成するのに役立つものかもしれませんが、これを生活に持ち込むべきなのか、という疑問があります。

「個人・生活」の領域では、どちらが正義だとか公平だとか、どちらの理論が強くて、相手を打ち負かすことができるだとかは、時にはそういう側面が必要な場合もあるけど、それだけでは割り切れない、もっと複雑に絡み合った「事情」を考慮に入れなければいけない。一方で、そうした「事情」を「社会・公」の場に過剰に適用しすぎてしまうのも、それはそれで問題となるわけです(最近のニュースからは特にそういったことが感じられます)

これは僕が会社組織に属さず、仕事とプラベートの境目をつけづらいフリーランスとして働いていることや、SNSなどによって「個人・生活」の領域に、「社会・公」的な言葉がいつでもどこでも入ってきてしまう多孔化した社会に生きていることが一因なのかもしれませんが、最近ではこの二つの領域をきっちりわけたいという思いが強くなってきています。つまり、「個人・生活」の領域をよりクローズドなものにしていくということです。

こうした方針が、いいのか悪いのかまだ自分でもよくわかりません。今回のイベントを通して、登壇者やご来場の方と一緒に考えていければなあと思っています。発起人の塚越さんによる講義もあるので、いろいろと思考を深めることができたら、と。

とはいえ、イベントは楽しいのが一番。今回はラジオ番組のイベントということで、リスナーさんはもちろんのこと、番組を一度も聴いたことがない方にも、ぜひご来場いただきたいです。このイベントは、間違いなくオープンな場です!笑

そしてラジオは、今一番おもしろいメディアだと思っています。リアルイベントを通してラジオの魅力を伝え、リスナーになってくれる人が増えればうれしいです!

当日は関連本の紹介や交流タイムもあります。誰と話したらいいのかわからない、という方はまずは宮崎まで。顔色が悪いのですぐに見つかると思います! まだ席がございますので、ぜひご来場くださいませ。

ご予約は下記から↓↓↓↓
http://bookandbeer.com/event/20191124b/ 

ネットで予約できない場合は、B&Bさんに電話でお問い合わせいただけると幸いです。

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