「授業妨害だと思う人、手をあげて。」

おはようございます。みやざきゆほです。今日も見てくださりありがとうございます。

小学生の頃のある出来事を思い出した。確か、5年生か6年生のとき。

当時の担任は女の先生で、ちょっと変わった先生だった。誰か1人か2人の児童に目をつけて、一定期間その児童を徹底的に指導するスタイルなのである。私も目をつけられたことがあり、隣の席の女の子と二人で「先生の話に対してうなずくとかしなさい」、「2人して動かないけど、双子?笑」、「そんなに動かないけど、火事になったら逃げてね。笑」などと、いろいろ言われた。私は、教育について学んだこともないので、それが小学生に対する正しい指導方法なのかとかは全く分からないが、当時小学5年生か6年生の脳みそでは処理しきれなかった。(今思うと、ドラマ「女王の教室」の阿久津先生に寄せてたのかな、なんて思ったり。)

クラスには授業中うるさい男の子がいて、多分その日もそうだったのだろう。すると、先生がこう言った。

「今のが授業妨害だと思う人、手あげて。」

何人かが手をあげた。30人ちょっとのクラスのうち、10人いかないくらいの児童。私はあげなかった。すると先生が、

「手あげなかった人、立ちなさい。」

そのあと、挙手制で『どうして授業妨害だと思わなかったか』を言うことになった。何か言わねばならないという義務感に駆られた私は手をあげ、「この程度では授業妨害だと思わなかったからです。」と言った。「そんなのは間違いですからね。」と叱られた。

今思うと、当時から他人にさほど関心がなかったのかもしれない。他の人がうるさくても自分がしっかりやってればいいじゃん。

確かに今でも、生活における「団体戦」的な考えがいまいちよく分からない。しかし、「人のことを邪魔しない」という最低限のことを守っていなかったり、誰にかに迷惑をかけていれば咎められる。先生は、うるさかった彼と、その周りの児童にこのことを教えたかったのではないか。(少し方法は乱暴にも思えるけれど。)

先生は卒業までちょっと変わったスタイルでの指導だった気がする。

伝え方は千差万別。それに、小学生に言いたいことが伝わるかどうかも分からない。先生が、当時心を鬼にして敢えて過激な指導をしていたのなら、どれだけ身を粉にしていただろう。私は絶対、先生にはなれない。

みやざきゆほ


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