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従うべきは…ハートの声

幼い頃からスカートやワンピースに対して特別感や非日常感を感じていた。
入学式や卒業式、学芸会なんかのイベントやお盆などで親戚に会うとき、そんな時に特別に着せてもらえるものっていうイメージがあって。女の子らしく可愛く、いつもと違う自分を作る、そんな感じ。

成長してもスカートに対してあまり好意的ではなかった。制服がスカートじゃなきゃいいのにと思っていたこともあるし、ワンピースなんかもパンツとの重ね着なら着れる。
なんだかスカートやワンピースを着るのは〝女の子頑張ってます!〟みたいに感じちゃって、恥ずかしいというか、私なんかが…みたいに思っていた。

それでもスカート履いてみたくなることもあって、ロングスカートには挑戦してきた。どうも足を出すのには抵抗があるようで、ロングならいける。
ワンピースもあるけどやっぱりパンツと重ね着してしまう…。

たぶん、私は心のどこかでスカートやワンピースを普段から着ることに憧れていた気がする。
だけどその度に、
私なんかが…
普段パンツスタイルだし…
自転車乗るし…
買ったってどうせ着ないよ…
いつ着るの…
そんな言い訳をしていた。


今年の春、初めてアフリカ布のパンツを買った。

思い返してみたら、アフリカ布の存在を知ったとき、ワンピースにも心惹かれていた。鮮やかな色と柄のワンピース。とっても可愛くて見てるだけで心踊った。
けれど、いきなりワンピースはハードル高すぎて、まずはバッグやポーチからアフリカ布の世界に触れていった。

次第に洋服もやっぱり気になってきて、1番抵抗がないパンツから取り入れてみることにしたのだ。
アフリカ布のパンツを日々楽しみつつ、スカートやワンピース、トップス、色んな洋服が目に入ってくるようになった。
そんな時に出会ったのがこちらのお店。

布を選んで洋服をセミオーダー出きる。
あれもこれも可愛い、あの布もこの布も可愛い、とちょこちょこ覗いていた。

ある日、気になってた布がワンピースに仕立てられ売られていた。可愛い…!欲しい…!でも…!!
そこからしばらく私の中で葛藤が始まった。
1点物のため、いつ無くなってしまうかとハラハラしながら、今日はあるかな?まだあるかな?とお店を覗く日々。ついには友人に相談までして、背中を押してもらい。それでもなかなか決心はつかず、〝給料日までいてくれたら、買う!!〟とワケわからん決め事をして数日過ごした。

ついにその日が来た。
ワンピースは…ありました…!!
もう、私が着るために作られたんだ!そう思って
購入。

そして、届いたワンピースに早速袖を通す…

か、か、可愛い…!!
似合わなかったらどうしようとか、色々不安もあったけど。これはやっぱり私の為の1着よ!何だか
自然とそう思えた。

〝これ!〟っていう感覚ってやっぱり1番に信用するべきなのかもしれない。
以前可愛いと思って買ったワンピース。3色展開で私が1番可愛いと思ったのは赤系のものだった。次が青系、最後が黄系。実際買ったのは黄系だった。グレーも入っていて落ち着いている、これなら私でも着やすいかもしれないし、変に目立つこともなさそう、そう思った。
けれどもだ。何度か着たけどクローゼットに眠らせてしまい、赤系のワンピースにしなかった後悔を感じていた。〝絶対赤のが似合ってた…〟
心の中の私がそう言うのだ。

似合うものはちゃんと心が知っている。

なんちゃら診断なんてのも世には沢山あって、色々やってきた。もちろん知っていて損はないけど診断結果に囚われすぎてその枠から出られなくなるのも苦しいと思う。〝似合う〟は勿論嬉しいけれど、それより〝好き〟〝これ着たい〟〝これ欲しい〟って感覚に素直に従おうと思った。

結果、似合ってるしテンション上がる。
服からパワー貰うって、こういう事なんだろな。

真夏以外はずっと楽しめそうなワンピース。
今日はこんな感じで早速お出かけに。

これからは、自転車乗らない日は
スカートかワンピースにしよう!そんな決まりごとを設けても良いかもしれない…


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