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【採用活動の基本】やってはいけない求人募集の書き方

面接時に聞いてはいけない質問があるように、実は求人募集にも「やってはいけない書き方」があるのはご存知ですか?

今回は、求人募集時に気を付ける必要がある表現を5点まとめました💡

①性別による差別表現

・男性歓迎、女性歓迎など性別で選ぶ
・看護婦、ウェイター、女医などどちらかの性別に限定した職種の表記
・男性ならではの力仕事… 女性にしかできない繊細な作業です!など性別に対する一方的な決めつけ

💡改善案💡
「女性が多く活躍している場です」といった書き方は問題ありません。
職業名も看護師、ホールスタッフ、医師など性別を含まない書き方をしましょう。
体力や手先の器用さなど、仕事に必要な技能については「金属パーツの入った箱などの重い荷物を運搬する作業があります」「ミリ単位で計測する細かい作業があります」といった仕事の詳細を書きましょう。そうすることで、求職者側で「この作業は自分に向いている」「細かい作業あるなら無理だな」と判断することができます。


②一定の年齢を排除する

・20代限定募集!
・30〜40代のやる気のある方
・50代以上の方の応募はご遠慮ください
上記のように年齢層を限定的に募集したり、逆に弾いたりする書き方はいけません。

💡改善案💡
・定年のある職場において定年を上限に募集する
・長期継続によるキャリア形成のために若年層を募集する場合
・60代以上の高齢者を雇用する場合
上記の募集については、指定された書き方を守れば募集が可能です。


③差別につながる表現

・人種や国籍を指定、あるいは排除
・美人な方、体力のある方、筋力のある方など容姿や身体的な条件の指定
・明るい方、真面目な方募集
・繊細な方はご遠慮くださいなど心理的な指定
人種や身体的特徴、性格を指定するのはNGです。

💡改善案💡
一定の体力が必要な仕事の場合、「重い荷物を運ぶ作業があるため、一定の体力が必要になります」などの書き方をしましょう。
また、性格を指定するのではなく「明るい積極的なコミュニケーションでお客様からの信頼を得られます」というように、仕事をする際の雰囲気というニュアンスで文章を構成しましょう。


④優位性・比喩表現の使用

・接客業よりも楽です、他社とは違って弊社はホワイトです!など他業界や他社と比較する
・業界No.1、売上1位などの表記
・当社にしかない唯一無二の技術 などの唯一表記

💡改善案💡
シェア数や独自性は明確な根拠を明記する必要があります。
どうしても業界トップなどの功績をアピールしたい場合は、根拠となるデータを明確にしましょう。


⑤差別を助長すること

③の補足になりますが、特定の地域や地区を限定・除外したり、色盲やブラインドタッチなど心身の病気や身体的特徴の差別につながる表記はNGです❌

求人募集は採用活動において最も多く人の目に見られるものであり、ネット上に長く残るものです。
欲しい人材に届いてほしいという気持ちから限定的な書き方をしてしまうと、法律に抵触する可能性もあります。
企業側が応募者の性別や性格、身体的特徴や年齢を限定することはできませんが、仕事内容を具体的に書くことで求職者が自分に合う合わないを選別できるようにすることは問題ありません。


また、禁止表現を使用した場合や法律に違反する求人は懲役刑や罰金が科せられる場合もあります。

求人募集を書く際には、上記に気をつけ、欲しい人材に届く原稿を作成しましょう✨


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