簿記二級に独学70時間で受かった話

 ネットで調べると独学だと大抵250〜350時間が合格するための勉強時間らしいですが大幅に巻くことが出来たので勉強方法等を書いていきたいと思います。

受験前のプロフィール

 勉強方法を説明して行く前に筆者のプロフィール、その他情報を書いていきます。

  • 大学2年生(MARCHのどこか)

  • 学部は商学とは全く関係ない

  • 2022年5月に簿記三級を取得(30時間程)

 就職に有利という言葉を信じて勉強を始めました。実際有利かは分かりません。けど決算書が多少読めるようになったりして、結構実用的な資格だと思います。今回私は二級の勉強を始めて合格まで70時間ほどの短い勉強時間でしたが、勉強の期間としては2/1~3/4までの約一ヶ月ほどでした。大学は春休み期間中でしたが朝9時出勤16時退勤で週5日のバイトに入ってたことにより、十分な時間を取れなかったことが原因です。なので、理論上は毎日8時間勉強をすれば10日もあればお釣りが出るぐらいで合格できると思います。

使った参考書

 ここから具体的な勉強方法を書いていくわけですが、まず私が使った参考書を紹介していきます。一つ目が「イメージで攻略→わかる!受かる!日商簿記二級工業簿記」です。二つ目が同じ会社でほぼ同じシリーズの商業簿記のテキストです。

画像を押すとamzonに飛びます


2022版と書いてますがurlは2023年度版にしっかり飛びます

そして三つ目が演習用に買った、模擬試験の問題集です。

同じく。差し替えがめんd()……なんでもないです……

 気をつけて欲しいのがどれも最新版を必ず買うようにして欲しいことです。というのも簿記の試験範囲は毎年ちょくちょく変わるので型落ちの参考書には載っていない問題が試験に出てきたりするのです。以上が必要な参考書になります。ここより勉強法となりマス。

復習、インプットとアウトプットの頻度

 ここから勉強方法を書いていきます。具体的な方法の前にまず、インプットとアウトプットのバランスと復習の周期について書いていきます。復習の周期はどこかで聞いた忘却曲線が示す

初学→初学の次の日→その一週間後→一週間後の二週間後→一週間後の二週間後の一ヶ月後→一週間後の二週間後の一ヶ月後の二ヶ月後にするといいです。自分でも書いててよく分からないので例えば4/1に勉強を始めたとすると

4/1→4/2→4/9→4/23→5/23→7/23

となります。これが度々よく分からなくなったりするので私はstudy plusという勉強の記録に特化したSNSを使って日時を把握してました。

 次にインプットとアウトプットのバランスですが基本的にアウトプットに比重を強く置くと記憶に定着しやすくなると思います。例えば今回の簿記の勉強だとステージ毎に区切って、初学ではインプットを入念に行いその上でアウトプットを行う。それ以後の復習ではインプットは軽くサラッと読み返す程度でアウトプットをしっかり行い間違えたところを復習する、という具合で勉強していました。時間配分を間違えて予定が狂ったりすることもありますが柔軟に対応させていくのがいいと思います(アウトプットできそうな所まででインプットを切り上げる等)。ここからその具体的な方法を見ていきます。

勉強方法

 勉強方法に入ります。まずインプットとアウトプットをする範囲は参考書のステージ毎に区切っていました。例えば総合原価計算で一単元といった形です。

インプット

 まずインプットの方法ですが、本を読みながらノートにその情報をまとめて行く感じです。練習問題が出てきたら数字を変えるか、参考書の数字を隠して書きながら解いていくのがおすすめです。ここで気をつけて欲しいのは参考書の内容をそのままノートに書くのではなく、あくまで参考書に書かれている言葉を自分なりに理解して噛み砕いてノートに書くことを意識して下さい。ノートは見返すために使うのが一般的ですが、私の場合は参考書に書かれている言葉を頭の中で自分なりに理解して自分の言葉で書いたという事実そのものを重視していました。つまりインプットの中で軽いアウトプットも行っていることになるので理解が深まります。その思考の過程と身体的な手の動きが更に記憶の定着に結びつくと思います。そのため、この記事を書くまでノートを見返すことはなかったです。

実際のノート

 次に、理解しづらい所があったらまずは説明をしっかり読んでどうしてそうなるのかを考えていました。参考書を読んでも分からない所はインターネットで検索すれば有益な情報がたくさん出てきます。また、解法を丸暗記すれば問題は解けますが、ちょっと捻った問題や決算整理事項を元にした財務諸表の作成問題などでつまづきやすくなると思います。丸暗記は最後の手段です。けど合格のためだけなら全然アリかも。インプットは基本的に一回で終わらせますが、時間のある方は三回読むのをお勧めします。またインプットでノートを書くのは初学の一回目のみです。以降のインプットは参考書を読み返すのみ(アウトプットを重視)で私はノートをつけていませんでした。

アウトプット

 次にアウトプットですがこれは参考書に別冊でついているステージ毎の問題やネットに転がっている問題を解いていきます。回答用紙はコピーするか解き終わった後に消しゴムで数字を消して何度も使えるようにします。分からなかった問題はしっかり解説や参考書を見てわかるようにして、ハナから意味分からん問題に出会ったら答えを見ながら解いていくのがいいと思います。その解き方の流れと理論をしっかり頭に叩き込みましょう。

模擬試験の移行タイミング

 全ステージ一通り終わって、参考書に付属の問題も大体できるようになってきたらそこからはもうひたすらアウトプット、模擬試験を解いていきます。ここまできたら参考書は辞書扱いで解説を見ても分からなかった時や、弱点の分野ができた時に読み返すぐらいでいいと思います。私の場合は試験までに9回分全てを解き切りました。間違えることを気にせず、間違えながら覚えていくことを意識するとモチベは保ちやすいと思います。

余談:音楽やラジオを聴いたり、テレビを見ながら勉強することは果たして

 小見出しの通りですが私の場合インプットでは気が散って集中できなくなるわ記憶に定着しないわで散々でしたがアウトプットの時は模擬試験を解くときでも音楽を聴いたりアニメを見ながら解いたりしてもさほど問題はありませんでした。なのでアウトプットの時は別にいいのかなと思います。しかし自分の場合はこうでもしないと勉強にモチベがなかったので普通に集中できる人はない方がいいと思います。

そんなこんなで

 話は以上となります。上の勉強方法を使って一ヶ月に大体毎日三時間ぐらい勉強していたら結果的に70時間になったという感じです。時間のある方は10日で終わると思います。私の最終結果は86/100でした。皆様の参考になれば幸いです。次は簿記一級を頑張りたい!


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