見出し画像

【154】火星17失敗?を隠してもミサイルを続ける北朝鮮の意図を特別解説-令和4年4月5日配信

平壌にミサイル「破片の雨」が降り注ぐ!?

Vol.154
令和4年(2022)4月5日-配信

……………………………………………………………………………………………
(目次)
1.【特別解説】北朝鮮の相次ぐミサイル発射は米国への恫喝と核保有の正当
化が目的 宮塚利雄
2 北朝鮮便り 金与正党副部長の談話
宮塚コリア研究所副代表・國學院大學栃木短期大學兼任講師 宮塚寿美子
3.宮塚コリア研究所講演会のお知らせ 編集部
4.編集後記 宮塚代表の話@甲府新年会
……………………………………………………………………………………………

1 【特別解説】北朝鮮の相次ぐミサイル発射は米国への恫喝と核保有の正当化が目的

宮塚コリア研究所代表 宮塚利雄

北朝鮮は今年1月に7回ものミサイル発射実験を行った。しかし、2月に入るとピタリとミサイルの「乱れ打ち」は止まった。これは北朝鮮の最大の友好国で擁護国でもある中国の北京で冬季オリンピックが開催されたからである。

3月には冬季パラリンピックが開催されるので、3月もミサイル発射実験は行わないだろうと予想されていたが、冬季オリンピックが終わるや2月27日には、8回目となる弾道ミサイルを日本海に発射した。

北朝鮮は偵察衛星開発のための行程計画に基づいた重要な試験を行ったと発表し、偵察衛星が宇宙から撮影したとされる朝鮮半島の画像を公開した。しかし、米韓は、北朝鮮が偵察衛を地球の周回軌道に乗せ運用する技術に至っていないと分析している。

ここから先は

3,521字

¥ 200

もし差し支えなければサポートをお願いできれば嬉しいです。いただいたサポートは宮塚コリア研究所の運営や研究活動に使わせていただきます。感謝しています。