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クラスター発生、過去最高を聞き通信制高校として思う事

ついにやってきたという感のあるコロナ感染拡大ニュース。
5月に授業を再開した段階で、またやってくると思っていたので、それほどの打撃はありませんが、5月に比べて情報や対処方法が色々発信されていることから、何をしなければいけないのか?という何も分からない春先よりは、色々落ち着いています。

学校としては、休業要請レベルの指導が来ない限り、全てを予定通り粛々と進めていきます。当然、6、7月の頃よりも消毒や距離、マスクの徹底など基本的な対応に関する注意喚起は強度を上げていきますが、それしかやりようがないというのも正直なお話です。

オンライン授業の準備も進めていた矢先なので、夏休み明けの授業再開については準備が整っている、後は8、9月の期間に実行していくのみ。授業=商品と考えると、同じ商品でも同じものを出すわけにはいかないので、付加価値をどうやってつけていくか?という議論となります。コンテンツの内容を充実させていく方法を議論していきます。

各学校、一番悩ましいのは試験ではないでしょうか?9月に前期末試験を行う学校は多いと思いますが、登校させるのか?オンラインか?登校させたとしても、密を避けると教室が必要、時間差は公平性を欠くので、同時間帯で教室を増やす水平展開が必要ですが、それには倍の教室が必要・・・悩ましい課題が未解決で残っています。

コロナが心配で登校したくないという生徒も出てきています。幸い、通信制高校なので登校しなくても問題ないという日であれば、休んで・・・と言えるのですが、どうしても登校してもらわなければいけない日もあります、まもなくスクーリングも行われます。そんな中、登校したくないというと、説得は試みますが選択肢がない以上どうすることもできない、他の日程で行くことなっても、その間の生徒管理や対応が難しい、全てを地元で解決することができればいいのですが、どうしても本校での宿泊を伴う日程が必要な場合、どうやって合理的なロジックを組み立てていくのか?がこれからの課題ですね。

こうなったら、県独自の非常事態宣言を出してもらった方が楽ではありますが、これも一時しのぎのため、宣言解除後の対応に忙殺されることが目に見えています。今を考えると宣言があると楽ですが、その先を考えると県と文科省の見解も違うため、そこから追いつく努力は一筋縄ではいかないという手ごたえしかありません。

お盆時期で帰省される場合も多いと思いますが、この期間はきっと検査も少なく、移動を制限すると経済的な打撃も大きいので、情報コントロールされるような気がします。
ひと時の休暇期間で、9月以降の対策を組み立てていきます。

余談ですが夏休み明けは自殺率が急上昇するというのは、最近ニュースにもなりますが夏休みが短くなった今年はどうなんでしょうか?夏休み明けというキーワードに沿って考えると、8月17日頃となるのでしょうか?

いつでも相談できる体制は欠かせないと思っています。

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