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夏休み明けの登校が心配だったけれど今年は?

夏休み明けの登校が毎年心配しています。
以前は、そんな生徒たちの行き場所となるようにとフリースクールもやりました。フリースクール自体は赤字運営で、社会貢献事業として実施していましたが夏休みを利用して通ってくる小中学生はいつも気になっていました。

8月下旬になるとACの広告も増え、行きたくなければ図書館へ行こう!などのキャッチコピーも踊る季節。果たして今年はと思いが廻ります。コロナ禍で夏休みが減り、ようやく夏休みに入った学校も多いようですが、17日から登校が始まる学校もあるようです。
毎年のように、ACの広告が増えてくるのでしょうか?9月1日の出来事というとらえ方なんてしていない、夏休み明けの出来事として考えて当然だと思いますが、それが今年は10日間近く前倒しでやってきます。
夏休みよりも長い休校期間を経験した生徒たちは、ある意味で逞しく成長しているようにも感じます。環境に順応しようとする力です。

本校でも不登校で悩んでいる生徒が多くいますが、コロナ休校あけは案外登校率が高くなっています。しかし、この機会に更に深みに行ってしまった生徒もおり、二極化となりました。
コロナ休校以上に長い休みは今後経験することも少ないでしょうから、生徒たちは夏休みを長期休暇と感じることがなければ、自殺という出来事も少なくなっていくのではないでしょうか?

コロナ休校開けに自殺率が高くなったというニュースを見た記憶はなく、長期休暇が問題ではなく、夏の出来事が原因になっていた?もしかしたら、そんな現象が起きてこないかなとも期待しています。
夏休み明けに自殺してしまう生徒が減少してくれれば、コロナであった助かった命もあり、コロナがもたらしたいい影響と言えるような事態になってくれればいいなと期待してしまいます。

期待だけではだめすね、やはり大人たちは注意して見守っている必要があり、様子がおかしい子には声をかけ、シェルターとなってくれる場所を作り、または自分の所を使っていき、夏の出来事を回避させるような街、どこでも気軽に繋がれる街、だけどコロナ感染拡大防止のために一定の距離や会話の制限など、うっとおしい大人とも正々堂々を距離を保つことができる。

そんな効果に期待しています。

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