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芸術系大学の卒業作品展で時間の使い方という価値観の違いを学ぶことができた50代

今日、芸術系大学の卒業作品展を見に行きました
2つの大学をハシゴしてきたのですが、大学のカラーが良く出ていました
そして、自分自身芸術の良さを本当に分からない人なんだなと実感しました

芸術大学の卒業作品展
初めて見に行ったのですが、
これができるまでにどれくらいの時間が必要だっのかな?
と、どの作品を見てもそこから入るような見方しかできませんでした
以前、美大の予備校で講師をしている方から
1週間で100時間位かけて作ったアニメーションを
10秒で消化させることに何よりも喜びを感じる
そんな人ばかりですよ~なんて話を冗談だと聞いていましたが
本当にそんな生き方なのかもしれないと、どの作品を見ても思いました

このような時間の使い方を学んでこなかった、経験してこなかったのが自分
アトリエで何時間もかけて何かを作り上げる
それが何か報酬として得られるものであるなら
例えば、
それが筋トレとかアルバイトなど実利のあるものならやってきました
自分の好きを追求する、自分の世界を表現する
何が実るのか分からないものには、時間を使ってこなかった
そんな生き方しかしてこなかったから
今でも、趣味を見つけたいけど実利がないとちょっと手が出せない
時間をかけて何かを作り上げる
そんな価値観を持てずにいます

今日見てきた学生さんたちは、そのような時間を
きっと何よりも大切にしてきた方たち
一見、外部から覗いてみると無駄なことをしているようにも感じてしまう
そのような事に真摯に向き合って時間を費やしてきた方たち

作品だけではなく、教室もじっくりと作り上げられていて
1つの大学は、作品を作った作家さんが、自分の作品の付近で待っている
声がかかれば、喜んで説明をする
待っている間は、絵を描いている

私には経験できなかった時間の使い方
なぜかこのキャンパス内は
時間の流れ方がゆっくりしていたようにも感じました
芸術を見る目がない私でも
一人の写真作品だけは足が止まって動かなくなりました
そんな素敵な出会いもあった卒業作品展でした

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