煙草も止めました(その2)
断酒20年のヨウスケです。
さて、煙草友達から教えてもらった禁煙外来。早速近所の禁煙外来をしている呼吸器科に行きました。
既往症、喫煙歴など記入してニコチン依存性チェック。これは問題なくクリア(笑)。
次に呼気中の一酸化炭素濃度チェックなどを行って、スパイロメーターという器具を使って呼吸機能検査を進めて行くうちに何やら雲行きが怪しくなってくる。
診断結果として
細かい数値などは忘れましたが
肺年齢86歳
中~高度のCOPD(慢性閉塞性肺疾患)
の疑い (要精密検査)
え?
COPD?なにそれ?
それより肺年齢86歳ってどういう事よ?
とりあえず禁煙は絶対必要とのことで病院を後にし、インターネットでCOPDについて調べるにつれ気分は落ち込んでくる。
酸素ボンベを持ち歩かなくてはならなくなるとか、肺年齢85歳の平均余命は6年とちょっと…最悪のパターンの情報ばかりに目が行く。
処方されたチャンピックスを飲んでいても1週間は煙草を少し吸っても良いのでセブンスターに火をつけるが、気分も落ち込み気味。チャンピックスの効果もあり煙草が美味くない。
チャンピックスの効果として
・ニコチンが切れる時の症状を軽減する。
・タバコを美味しく感じにくくさせる。
主にこの2つがあるようです。
何度も肺機能検査の結果の用紙とにらめっこする。禁煙うんぬんよりインターネットにあった平均余命6年ちょっとという数字が頭に浮かぶ…。
6年したら52歳か…。アルコール依存性の平均寿命が52~3歳と前に本で読んだ気がするな。結局酒止めてもこの辺りが限界なんか…?
と自分で勝手に死期を決めて落ち込む。どうせあと6年ならとアルコールに再び手が伸びなかったのは今考えても不思議である。
アルコール止めて12年目の春。また試練とも思える状況に出くわしました。
とにかくやれるだけやってみよう。
仮に本当にCOPDだとしても症状と思しきものは出てないし…。
アルコール止めて変わった考え方の一つとして
「どうせやっても無駄」
から
「やってみないとわからない」
があります。
考え方が少し前向きになっています。
とにかく今やるべきことは禁煙。
1週間は1日5本程度まだ吸ってましたが、1週間後、本格的に断煙してから鬼門の3日目にちょっと腹の立つ事件があり、気分転換に外を散歩している途中、ふと上着のポケットに手を入れると
何故かセブンスターが一本残っている
ジーンズのポケットにはしっかり100円ライターも入っている。(まだ何かあれば吸ってやろうという気持ちが残っていた)
「あー腹立つ、イライラする、こんな時に煙草吸っていたんだな。吸えばこのイライラが収まるかも…」
「吸えば楽になるぞ…」という悪魔のささやきにそそのかされ、何度も何度も手に取ったセブンスターに火をつけようかと悩んだ末に
「えーい」
っとセブンスターを折って捨てました。
今考えても良く踏みとどまったと思います。
その後もイライラ、口元の寂しさ、もちろんありましたが、チャンピックスの効果もあり何とか1週間、1ヶ月禁煙も続けられて、口元の寂しいのは禁煙パイポ、ミンティアなどでカバーしつつ…。
3ヶ月、半年、1年…何とか禁煙を持続することができました。
吸いたい気持ちは相変わらずありましたが、その気持ちは月日が経つにつれ、少しずつではありますが、だんだん薄れてきました。
現在禁煙8年ですが煙草が恋しくなることは正直時々ありますが、煙草を止めて思うことは(アルコールもですが)
とらわれから解放されて楽になった。
あれだけ好きだった酒も煙草も止めてしまって悲しいかと思いきや、本当に楽になったと今はつくづく思えます。
最後にCOPDの件ですが1年くらい後に精密検査を受けたところ
COPDではなく喘息でした。
喘息を持っている場合、呼吸機能検査でCOPDと同じような結果が出ることがあるとのことで…。
自分で勝手に判断せずにきちんと検査してもらうべきですね。
とはいえ喘息だから安心という訳では無かったようですが、そのままにしています。
その後も特に健康上問題があるようにも思えません。
そんな感じで煙草の方もアルコールに遅れること12年後から止め続けることができています。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
次からはまたアルコールについて書いていきます。
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