ヘタれな兄でした。
今回は小学生時代の思い出に残っている出来事と、それが原因でこうだった、みたいな話をしていきます。記憶を辿っていきますが、時系列はメチャメチャだと思います。私が小学生の間ってことだけは間違いございません。補足として違う時代の話を加えることはありますが、ご了承ください。
引っ越し前は、友達と殴りあいの喧嘩をした記憶が幾つかあるので、おそらく元々の性格はそんなに大人しいものでは無かったと思ってます。ですが、前回までの投稿にもあるように、環境が変わってかなり臆病者になったようです。なので十代後半まで喧嘩はほぼしたことはないです。口喧嘩さえも。
ただ、かなり自分を押さえていたらしく、ある時期から小学校卒業まで、その鬱憤が全て妹に向かって行きました。本当に酷いことをしていたようです。なぜ他人事のようなのか。それは記憶がないからです。私が妹に対して行っていた悪事は、大人になってから妹に教えてもらいました。非常に悲しいことですが、私が彼女に行った仕打ちは一つしか記憶にないのです。実際は一つどころか何十もあったようです。
私が覚えていた一つは、アルミニウムの細い棒で彼女の腕や足を叩いたこと。しかも、一度だけの記憶でした。これだけでも酷いのに、実際は、みんなと遊んでも私の機嫌が悪ければ彼女を除け者にしたり、暴言を吐いたり、パシりにしたり、ホントにひどかったようです。
でも、本当に私は覚えていません。
これ何かのパターンですよね?そう、イジメなんです。要するに私は妹をイジメてたわけです。私が妹をイジメてる自覚はないのにです。…あれ?と思われた方もいるでしょう。そうなんです。イジメの本質の一つがこういうことなんです。
前回の投稿に私のイジメ体験を記載しましたが、恐らく私をイジメてた同級生は、私をイジメてる自覚は無かったと思います。しかし、私はイジメられました。なぜって、私がイジメられていると感じていたからです。
私が唯一覚えていた妹に対しての仕打ち。なぜ覚えていたのか?恐らく「やり過ぎた」という罪悪感の残る行動だったからだと思います。罪悪感のない行動なんてそんなに覚えてないですよね。しかも、対象者に何の罪もないのに行った仕打ちは、非常に後味の悪いものになりますよね。
私は知らず知らずの内に、自身がされてたことを妹という弱者に対してもやってしまっていたのです。
今はもう何のしこりもなく仲良くやってます。ま、年に2,3回しか会うことがないのですが(笑)しかも、十代半ば頃から三十代半ばまではよく怒られもしましたしね(笑)
ただ、私も妹も、この頃の経験や体験により、異常に人の目を気にする人間に育ってしまいます。
昨今は、性格の多くは生まれ持ったモノだと言われてるそうですが、果たして本当なのでしょうか?少なくとも私は自身の経験により、幼少期から思春期くらいまでの環境が、大きく影響すると思っています。なので、我が子達への接し方や環境にはかなりエネルギーを費やしてます。
いずれにせよ、自分が自分らしく生きていける世の中が一番だと思うので、人を傷つける行為は控えるべきですね。長い目でみればマウントをとっている側にも良いことは何一つ無いですし。
それと、そろそろ「イジメ」を「傷害罪」とかなんとか呼び名を変えて、犯罪なんだという認識に改めるべきだと思います。
そう、「イジメ」は「犯罪」です。
特に、複数人が一人に対して攻撃なんてのはもってのほか。重罪です。いつか弱い者イジメのない世界になってほしいですね。
なんだか今回はテーマが「イジメ」になってしまいましたが、中学生以降の経験談に移る前に、次回も、もう少しこの頃の思い出話におつきあいしていただきます。
宜しくお願いいたします。
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