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日々のこと 202106-7

6月〇日
たまに行く喫茶店でコーヒー。10人入れないほどの小さな店で、一杯250円。今時あり得ない価格設定。常連さんが多く、いつもAMラジオがかかっている。カウンター席のおじいさんとテーブル席のおばあさんの話が盛り上がっていてつい聞き入る。「アンタ『青天を衝け』見とる? あの土方歳三は俳優が若すぎてイカンわ」「いいじゃん、イケメンだし。私はいい」「俺なら遠藤憲一にする。悪人ばっかりやっとる役者。俺が演出家なら絶対遠藤憲一にするわ」。キャスティング妄想話は誰のどんな妄想も面白い。混ざりたくてウズウズ。

6月〇日
京都で人と会った後、夜は大阪で豊田道倫さんのライブ。新曲の「普通の彼女」という曲が印象に残った。「中出し論」という曲も良かった。豊田さんは露骨な下ネタ風の曲ほど過剰なまでにロマンチック。翌日は鶴橋で欲しかった韓国スプーンをゲット。店のおばちゃんが茶封筒に突っ込んで渡してくれた。女子なので韓国コスメも物色、購入。

7月〇日
NHKのラジオ韓国語講座を4月から聴いている。ネットで聴けるので便利。7月から新しく始まったステップアップ講座は「韓国文学」がテーマ。楽しみでテキストも買った。初回は韓国文学とフェミニズムの解説。昨今は韓国映画も女性監督の台頭ぶりがすごい。その背景が解説されてて面白かった。でも語学部分はちょっと難しい上級編なので流し聞き。

7月〇日
6月に受験したハングル検定5級の合格通知が届く。わーい。ガチで頑張ったので本当に嬉しい。私にとってはアームストロング船長並みの偉大なる一歩。引き続き勉強を続けたい。

7月〇日
1週間ほど前から急に全身蕁麻疹が出てしまった。肌トラブル多め人間だし、気にすると悪化するので素知らぬふりを努めていたが、ついに皮膚科へ。思い当たることを聞かれ「猫を飼い始めたけど、もう1年以上経ちます」と答えると「猫アレルギーはすぐに出るものではない」と言われる。ある程度蓄積されて発症するものだそう。血液検査をし、結果待ち。

7月〇日
おちび(うちの猫)の故郷近くに、イイ感じの喫茶店を見つけた。ウエイトレスは元気なおばちゃん、その母上と思しきおばあちゃんがレジに立つ。このエリアにこういう店が欲しかった。カツカレー美味しかった。今後も利用します。

7月〇日
あいちトリエンナーレで見られなかった「表現の不自由展・その後」へ。会場付近は抗議団体や警察で大賑わい。恐れおののいているとスタッフが入り口へ案内してくれた。無銭入場しようとする人、マスクをつけず止められても突っ切る人などが目立ち、会場は終始ざわざわ。映像作品が一番混んでいた。作品は反戦メッセージとして受け取った。大林宣彦監督が、軍国少年だった過去への贖罪や世の中への不信の気持ちから反戦の映画を作っている、と繰り返し語っていたのを連想した。この作家にはどんな背景があるのか、何年生まれかな?と、会場を探したが確認できるプロフィールは見当たらず、少し丁寧に解説してくれても良いのになと思った。それにしても会場は警備だけで大変すぎ。何事も無ければいいけど。

7月〇日
雨が続く。出掛けるのが億劫になる激しい雨音。そういえば韓国の人は雨が降るとチヂミを食べたくなると聞いた。「パチパチ焼ける音が雨音に似ているから」というのが理由だそう。こういう話は急にふっと思い出したりする。雨の日はピアノを連想してビル・エヴァンスを聴いたりする自分はしゃらくさいと思う。雨音はチヂミの調べ。

7月〇日
BTS(방탄소년단)の最新曲「Permission to Dance」を聴く。先月出た「Butter」は、別Ver.のMVラッシュがエンドレスに続くプロモーションの仕方にビックリした。「Permission~」もまた歌詞は英語。「Butter」は「Dynamite」で逃したグラミー賞を次こそ獲るために英語曲なんだと思っていた。しかしそれに続く今回の「Permission~」のMVを見て、今の彼らは一番広く世界に届きやすい形として英語を選んでるんじゃないかと思えてきた。世界中を覆うコロナ禍の中、歌い踊る彼らの姿に元気づけられる人はどれほど多いことかと想像する。






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