日々のこと 202107-2

7月〇日
洋服屋さんが、どこもサマーセールになっている。昨年の夏はコロナもあり、服を全然買わなかった。終始マスクなので化粧品の減りも遅い。助かるけど、つまらない。カットソーを１枚買う。

7月〇日
外国映画を見ていて、実は英語が意外と分かる自分を発見。韓国語の勉強を始めて以来、なぜか英語も分かるようになってきた。韓国ドラマで字幕をなるべく見ないようにしているので、耳が拾おうとする癖がついたらしい。学校時代に習ったことは無駄じゃなかった。脳が勝手に意味をつなぎ始めていく。

7月〇日
いつ行ってもガラガラの喫茶店。広くて立地も良いのだが、女性店員がいつも感じ悪い。店の選択肢が少ないエリアなので仕方なく入り、毎回「止めれば良かった」と思う。今日も客が一人もいないのに「こちらでお願いします！」と狭い席を勧めてきたので「こっちの席でもいいですか？」とすっとぼけたら「あ、ハイ。30分までなら！」と言われる。15分で出た。

7月〇日
先月から悩まされている全身蕁麻疹。病院でアレルギー血液検査の結果をもらう。ダニ・ハウスダスト・スギ＝クラス3、猫＝クラス2、胡麻＝クラス1とのこと。猫が堂々ランクイン。びっくりというか、やっぱりというか。私は猫アレルギーだったのだ。そして胡麻ってなんだ。初めて知る事実。
帰宅後、おちびに向かって「アレルゲンさーん」と呼んだら「ニャーン」と返事してくれた。

7月〇日
リモート取材。この１年でリモートの取材もだいぶ慣れた。
そういえば先日、ソウルの書店と日本の韓国書籍を扱う本屋を結ぶリモートイベントに参加してみた。本屋の佇まいや出版事情、売れ筋などを伝え合う店員さんたちの個性も面白い。リアルタイムにソウルとつながっている空気感もワクワクした。こういうのをいろんな形でやれたら良いな。アイデアを考える。

7月〇日
入江監督と取材の合間にサシ飲み。いろんな話をする。最近韓国語を勉強していることを話したら、周りで韓国語やってる人が多いと言われ「自分も韓国ロケで滞在したら結構できるようになった」とのこと。軽くショック。語学は現地に行くのが一番の近道。その韓国合作映画も早く見たい。

7月〇日
オリンピック開幕。開会式をちょこっと見る。小林賢太郎の表現としか言いようのない内容だった。ラーメンズ時代から追ってきていたので、短絡的な切り取られ方とあまりに雑な扱いをされていることが悲しい。でも作者のネームバリューに依らず、作品そのものの魅力が受け入れられていく様子は悪くないとも思う。今後の活動が支障なく続けられることを祈っている。

7月〇日
昼時のテレビでたまたまオリンピックのスケボー男子ストリートという競技を見る。選手たちの楽しそうな雰囲気が良い。面白かったので翌日の女子ストリートも見た。どんどん転んでいる。転ぶと０点になるようだが、大技にチャレンジして次々と０点になっている。そして皆、笑っている。出番の度に互いを祝福し合っていた日本の13歳とブラジルの13歳が１位と２位になっていた。

7月〇日
外がとにかく暑い。道路の脇に座り込んでアイスを食べている子どもたちを、駅までの10分で２組も見た。日傘をさしてゆく。蝉の声。夏だ。