見出し画像

日々のこと 202108#1

8月〇日
知人から宅配便が届く。小ぶりの段ボールを開けてみると、ブルーベリーの実が箱いっぱいに詰めてあった。びっくり。自家製ブルーベリーが今年は豊作らしい。食べ切れないほどある。ジャムにするか、久々にケーキでも焼くか…などと思っているうち、結局、全て普通に生食してしまった。美味。

8月〇日
ワクチン接種の予約が近場で取れず、大規模接種会場になっている空港でのモデルナ予約を入れた。でも飛行機を見ながら注射するなんて、こんな機会は二度とないのでは⁉ と、すごく楽しみになる。終わったらそのまま飛行機を眺めながらお茶とか飲もう! ワクワク。

8月〇日
予約したワクチン、近場でファイザーの空きがあると教わる。美容系のクリニックでやっているそう。現在じんましん持ちのアレルギーっ子なので、ファイザーの方が良いか…? と予約を変更。穴場っぽいところで受けられるのは幸運だけど、飛行機見学接種の夢は消える。

8月〇日
電車に乗ると、いろんなマスクの人がいる。材質や色はもちろん、付け方も人によってだいぶ違う。鼻が出てる人、折り目正しく装着してる人、二重の人、服に合わせてる人、手作りやウレタンの人もまだ多い。「靴を見ればセンスが分かる」とよく言われるが、今はそれがマスクに表れていると思う。垣間見える性格や習慣。

8月〇日
猫のおちびの餌がなくなる。普段はネット注文だが、お盆で配送が遅いようだ。急遽いつもと違う餌を買い、改めて猫の体重を測る。抱いて測ったら、久々に自分の体重を知ってしまった。目を疑うほどに増えている。猫より私がやばい。相当まずい。

8月〇日
韓国=東京の本屋オンラインイベントに、何度目かの参加。映画館でいえばミニシアターのような、個性的な韓国の書店の工夫が面白い。店内にお手紙を書く机とポストが設置されていたり、地元の人と語れるベンチがあったり。DIYで壁を塗り、寝泊りできる本屋もあった。多くの店が、その街の出身作家の著書を大々的に特集している。大邱の店ではポン・ジュノとか。
村上春樹は韓国でも大人気。日本人作家コーナーは「漱石、太宰、村上」という印象。

8月〇日
ワクチン1回目。ビビリなので注射自体がこわい。でも、みんな大人っぽく接種を受けているので平静を装う。自分へのご褒美として、帰りに喫茶店でケーキを食べる。翌日は腕の痛みと倦怠感があったものの、まあまあ問題なく日常復帰。

8月〇日
仕事でお世話になってる松岡さんが「上映イベントやるからおいでよ」と誘ってくれてシネコンへ。韓国映画『ソボク』上映後、ラジオで韓国関連の番組をやっている方とトークするそう。韓国語が堪能で素敵な女性だった。まん防初日の暴風雨にも関わらず、お客さんは多数。映画を20回以上見てる人、遠方から来ている人もいてビックリ。俳優も監督もいないイベントなのに、大いに盛り上がり楽しかった。
普段は映画よりドラマを見ている層が多かった様子。ちゃんと映画館に来てくれるんだなぁと感激。私は映画館推進派(?)なので、今まで配信の話を書くことは気が引けていたが、これからは配信ドラマの話も遠慮せずいこう。

8月〇日
喫茶店でお茶を飲んでいたら、突然バケツをひっくり返したような土砂降りの雨。最近こういう降り方が多い。行きの日傘が帰りは雨傘、というパターン。おばちゃんが店の玄関から顔を出し「うわーすごい」と叫び、つられてお客さんたちもバラバラと玄関や窓を見に行っている。さっきまで皆それぞれのテーブルでそれぞれ過ごしていたのに、突然の一体感がちょっと楽しい。

8月〇日
郵便で手紙が届く。差出人は昔からの友人。「ご贔屓の美容室が初めて支店を出したので、よかったら行ってみて」とチラシが同封されていた。私も去年、10年以上通った美容室が急に閉店して残念な思いをしたばかり。今は別の店に行き始めたので、行く機会はないかもな~と思いつつチラシの地図を見ると、私がかつて通った美容室と同じ場所だった。跡地に居抜きで出来たと思われる。すごい偶然。友人に知らせるべく、LINEでなく郵便で返事を書く。久しぶりの便箋と封筒選びにアガる。

8月〇日
試写の帰り、一緒になった同業他社の方々と久々にごはん。コロナでスクリーン試写や取材の数が減っており、以前より顔を合わせる機会が少なくなった。数ヵ月先の公開作を見ることが多いため、最近見た新作映画の話が合うのは基本的に彼らしかいない。パーテーションに区切られつつ、よもやま話。

8月〇日
ブルーベリーの第2便が届く。またいっぱい獲れたそう。前回よりさらに量が増えていた。ブルーベリー地獄、という名の天国。もう今回はいろんな人にお裾分け。みんな喜んでくれた。自分が育てたわけでもないのにお礼を言われ、私は本当にツイている。

記事を気に入ってくださったら。どうぞよろしくお願いします。次の記事作成に活用します。