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教師を目指したワケ

こんばんは。note 3日目です。

今日は私が音楽の教師になろうと思ったきっかけについて書こうと思います。が、ちょっと長くなりそうです。すみません。

私が中学1年生の頃の話です。

当時、私の好きな科目は社会と音楽でした。音楽はもともとピアノを習っていたことから好きになり、社会は幼少期から地図や国旗を見るのが好きだったので、1年生で学習する地理も大好きでした。

全国大会を目指すような部活動にも入り、毎日充実した学校生活を送っていました。

そんなある日。校則を破ったことが原因で、会議室で学年の先生4人と生徒指導と学年主任にめちゃくちゃ怒られました。これはほんとに怖かった。笑  自分のやったことにひどく後悔したことを今でも覚えています。そして先生達に怒られたことがあまりなかった私は、よっぽど怖かったのでしょう。怒ってくれた先生達と授業以外で話すことができなくなってしまいました(笑)

そんな中、怒られた日帰り際に社会の先生に声をかけられます。

「色々あるけどこれから頑張りやー」

その時は、嬉しい気持ちより驚きの方が大きかったです。

なんで他の先生はみんなめっちゃ怒ってんのに、あの先生だけは怒らへんのやろ?と。

その後も、その先生はちょくちょく声をかけてくれ、なぜ他の先生達はあんなに怒ったのか、これからどういったことに気をつけて生活すれば良いか、などいろいろな話をしてくれました。一方的に話すのではなく、私の思いや考えもきいてくれて、とても嬉しかったことを覚えています。

だんだん社会の先生と話をしていくうちに、他の先生とも話せるようになり、いつか自分も社会の先生みたいな大人になりたいと思うようになりました。

中学1年生の終わり、社会の先生が転勤になってしまいます。私は「どうしたら先生みたいな大人になれますか?」とききました。先生は笑いながらも困った顔で「なんで先生なん?先生みたいな大人になるのおすすめせーへんけどな〜」というので、「なんでもいいんで教えてください!」といいました。すると

「んー、せやなぁ、じゃあ先生になったらいいんちゃう?」

の一言。

たったこの一言だけで、私はよし!教師になろうと決めました。

私は、教師になりたかったから、教師を目指しているのではありません。中学1年生の時に、親身になってくれた社会の先生みたいな大人になりたい。みんなが怒っているからこそ、自分はサポート役に回ろうと思える大人になりたい。その姿に近づけるのは、教師になることが1番だと思いこれまでやってきました。

社会の先生とは今でも家族ぐるみで仲良くさせてもらっていて、いつも目標になる人が近くにいて、自分は恵まれているなあと感じます。

今の夢は、将来いつか社会の先生と一緒の職場で働いて、成長した姿を見せることです。


今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。




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