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おふろじかん(親子のお風呂の事)

子供とのお風呂は昔からパパの担当。赤ちゃんの頃から気づけばもうすぐ上の子も中学生。それでも息子も娘も「おふろいこー」と今でも一緒に入ろうとしてくれる。たぶん同じ年の子のなかでも比較的いろんな話してくれる方なのかもしれないけど、パパである自分の方はついつい聞き流したり「早く洗って」と急かしたり、すぐ説教じみた会話になったりしてしまう。ただ、この「おふろじかん」はやっぱり大事な時間。

お風呂じゃなくてもだけど、子供たちが自分の話や学校であったことを話してくれるときについつい口をはさみたくなる。否定も肯定もせずウンウンと聞くことに徹するようにしたほうがいいんだろうけど。誉めたり喜んだりと、いいことだけを聞いてあげる雰囲気だと「お父さんが喜ぶこと」しか話さなくなるかもしれないし、大人の常識として「こうしないとだめだよ」と注意ばかりだとせっかくの「おふろじかん」もただの入浴になってしまうだろうなぁ(どうも、ミーティングっぽくなってしまうので申し訳ない)。

思えば、小さいときからこうやって「ねえねえ、見て見て!聞いて聞いて!」ってのはすでにプレゼンテーションが始まってるんだなぁと気付いた。自分の感想やアイデアを他人に伝えてみる、そのためにはなるべく思いをいろんな言葉や感情を乗せて声にしなくてはいけない。あーあ、「今忙しいよ」「ちょっと待って」と何回、言葉を遮ったり流してしまったことだろう。あと、上手にしゃべれないと「〇〇ということ?」「ちゃんと言わないと分からないよ」と内容よりもスムーズさを押し付けてしまったりもする。「沈黙」や「言い辛さ」という言葉だってあるだろうに。

あとどれくらい一緒に「おふろじかん」を過ごしてくれるか分からないからこちらもちゃんと話聞けるようにゆとりをもって過ごさなくちゃなぁ。そうだ、ときどきはお父さんもこんなことあったよって話してみよう。

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