「プロ意識」とは何か?を教えてくれた5つのマンガ
はじめまして、ビジネスに役立つマンガを紹介している、みやおと申します。今回の記事は、マンガサービス「アル」と「note」のコラボ企画「私を構成する5つのマンガ」についてです。
筆者は中小企業診断士という国家資格を持つ経営コンサルタントです。この仕事では「プロ意識」を持つことが大事だと考えています。
今回は、その「プロ意識」とは何か、ということを教えてくれた5つのマンガを紹介します。
毎日の仕事に誇りを持って取り組んでいる、そんなビジネスパーソンにぜひ読んでもらいたいマンガです。
どんなことにも動じない平常心『ザ・ファブル』
寓話を意味する「ファブル」と呼ばれる殺し屋組織───その最高傑作「佐藤明」が、1年間休業して一般人として日常生活を送る───という物語です。
どんな過酷な場面でも、眉一つ動かさず淡々と事態を処理していく姿はまさに「プロ」───
常日頃トレーニングを怠らず不測の事態に備えるとともに、臨機応変に対応することの大切さを教えてくれました─────
貪欲に勝ちにこだわる意志『ONE OUTS』
違法な賭け野球で活躍する主人公「渡久地東亜」がプロ野球の弱小チームに入団し、その型破りな発想と強い意志でチームを変えていく、という物語です。
特筆すべきは、勝利への強いこだわり。敵を分析し、弱点を突き、やるべきことに集中する。それによって常に勝利を目指す姿勢がプロには必要不可欠です。
主人公の「渡久地東亜」は、ルールを逆手に取って、普通の勝負とはまったく違う方法で勝利に導いていきます。あらゆる手を尽くし、貪欲に勝利を目指す強い意志をこのマンガから教わりました。
頼られるため頼ること『3月のライオン』
17歳の将棋プロ「桐山零」が、近所に住む川本三姉妹との交流や他のプロ棋士との勝負を通じて成長していく物語です。
すごく名言が多いマンガですが、その中でも刺さったのは次のシーン。厳しい「プロ」の世界で一人で生きていこうとする桐山に対して、高校の先生がかけたこの言葉。
頼られるために頼ること。厳しいプロの世界にあって、一人でできることは限られています。自分の力を過信せず独りよがりにならないことで、信頼を得て頼られる存在になれると学びました。
常に成長を目指す向上心『アオアシ』
主人公の「青井葦人」がサッカーの「プロ」になることを目指して、Jリーグのユースチームの入団テストに挑んでいく、という物語です。
葦人は途中からユースチームに加入したため、他の選手に比べてテクニックが劣ります。しかし、「プロになる」という意志から、誰よりも強い向上心を持っています。
練習を重ね、ついにチームのレギュラーに抜擢される葦人の姿から、成長を目指す向上心の大切さを学びました。
また、このマンガは「育成」がテーマになっているため、後進を育てたいビジネスパーソンにもオススメです。
どんな環境でもベストな仕事をする『左ききのエレン』
広告代理店のデザイナー「朝倉光一」と天才的なアーティスト「山岸エレン」。それぞれの場所でもがきながらも、互いを意識して成長していく「クリエイター群像劇」です。
「プロとは何か?」という問いに対する一つの答えがこのシーン。これは上司である「神谷雄介」が光一の成長を願ってかけたセリフです。環境に言い訳をしないことが「プロ」の条件であると教わりました。
最後に
左ききのエレンには、先ほど紹介した「リメイク版」に先行して公開されている「原作版」もあります。リメイク版は原作をかっぴー先生、作画をnifuni先生が手がけており、原作版はかっぴー先生が原作・作画をともに担当しています。
その原作版の中で、最も好きなシーンを紹介します。主人公の光一がクライアント先で商品のコンセプトを即興で提案する、というシーンです。
クライアントが自分の言葉で商品の方向性を語れずにいたところ、光一が丁寧にその思いをひもといてコンセプトを導き出していきます。そして、最後にこの「左手」のワンアクションでクライアントが心の奥にしまっていたキーワードを引き出す、というシーンです。
これまでの失敗や挫折を経て「プロ」として自分の仕事を全うする光一。
職種は違いますが、筆者のような経営コンサルタントもデザイナーと同じくクライアントがあっての仕事です。「光を照らす側」として、とても共感するシーンでした。
筆者も光一と同じく、失敗したことや挫折したことがたくさんありました。それらの経験を糧に、一人の「プロ」として目の前の仕事に全力で取り組もう、と改めて心に決めたシーンでした。
「プロ意識」を学びたいという方はぜひ、今回紹介した5つのマンガを読んでみて下さい。
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