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春過ぎて秋 

 気が付けば庭の吾亦紅がそよいでました。
9月中旬。
姑は7月下旬に骨折が判明し入院中です。
 家は居住空間ではエアコンを使用してないので、一般的には少々熱い(暑いレベルではない)家なので、3食昼寝、空調付きの入院はある意味良かったのかもしれません。

 デイからの連絡は「四肢の動きが悪い、痛い箇所がある、微熱がある(水分取れてない)。」でした。実は前日もデイに行き、その前々日は初めてのお泊りサービスもいってました。
 更に家でシャワーが難しいので日々タオルで体を拭いてた私は気が付かなかったその個所の変化。

 動きが悪いのは階段落下してからずっと引き続きで、
食欲不振は6月末の急に気温が上がり蒸し暑い日の辺りから、
 腰を抱えて角度を調整すると腰が立ちます。足が床を捉えるように腰を支えて(持ち上げて)米袋30キロを自分の腰のあたりに抱えて移動する状態でトイレまで移動させてました。
 パンツを下ろす時も足に力が入らないので、自分の足を台座に乗せ、その上に姑の体をもたせかけて姑の腰を起点に頭を低くして、腰を高くして一気にパンツを下ろす。
 もりもりしてる時は下す動作の時に顔面ご対面してしまう位置関係。マスクって素晴らしい使い捨て手袋の優秀さよ。

 食事も6月末から、かき揚げに素麺、絹ごしの揚げだし豆腐にみじん切りの野菜餡掛け、カレー、麻婆豆腐、生クリーム乗せゼリーやプリン。およそ噛まずに飲み込めるような、それでいてカロリーは摂れるものにしてましたが、確かに、食べようという気力も何かしようという体力も低下してるなという感じはありました。

 その日、デイの担当者の見立ては、「骨が出ているかもしれない?腫れているようにも見える、なので救急で外科へ行った方が良い」との事でした。

 折しも市内で感染者増加中、他県では救急車待ち時間が数時間、更に病院への搬送に受け入れ先が無いと過熱報道中。

「救急車を呼びましたので家族の方が同乗して病院まで行ってください」

 TV報道の「来ない受け入れられない」テロップがぐるぐる。
でも、デイサービス施設からの電話だった事、明らかに骨折である事と、微熱はあるが周りに感染者がいない事(脱水?熱中症?)で了承を頂き、即整形外科へ搬送して頂きました。午前中に呼び出され昼前に入院完了。その後写真で骨折箇所を確認、手術の手配説明も頂き、順調に事は進みました。スッタッフ皆様に感謝です。

 その翌日、転院のお知らせ、更に手術が複数回になろうとは。

秋風が吹いて まだ 経過中です。

 



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