ミヤノ

友達が欲しくてnoteで映画や本の感想などを投稿することにしました。 趣味が合うな〜って方はメッセください。

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最近の記事

『傷を愛せるか』

書籍のレビューはChaptersの本のメモをもとにどうせならもう少しちゃんと頭を整理しておくか、という気持ちがベースにあるので、読んでる前提で話を進めがちだなって読み返して反省した。その反省を生かして6月の1冊のこの本はせめてアウトラインを載せておこうと思う。 主旨からは逸れるが、Chapters意外な本と人の出会いがあって面白い。興味があれば調べてくれと思うが、基本的に月に1冊本が届いて20分くらいオンラインでユーザー同士で本の話をする機会が得れる。 話をしてから連絡先

    • 『プリシラ』

      そういえばプレスリーの映画を劇場で観たことを思い出した。その時は監督が『ムーラン・ルージュ』『華麗なるギャツビー』のバズ・ラーマン監督だったからであるが、今回の動機もまた、娘コッポラの最新作だからである。 正直プレスリーの音楽はよく知らないし、いわんや彼の妻のプリシラなんて知らんがな(でもコッポラの最新作は観たい)の軽い気持ちで本作に挑んだわけだが、それが思ってた以上に良かったのでレビューを書いていこうと思う。 本作のアウトラインはこちら この映画、題材的にドラマチック

      • 『パスト ライブス/再会』

        大人になって、何度の再会を私は経験したのだろう。 ましてや前世からの縁だと言えるような運命的な再会なんて経験したことがあるのだろうか。 まぁフィクションですから、と言ったらそれまでなのだが、『パスト ライブス/再会』原題『Past Lives』の再会はまさに運命的なものと言える。 そんな本作の公式のアウトラインはこちら。 イニョン韓国語には「縁-イニョン-」という言葉があるらしい。「見知らぬもの同士が道ですれ違い 袖が偶然軽く触れたら、それは2人の間にはきっと前世で何かが

        • 『僕が死ぬまでにしたいこと』

          本当の人生本当の人生ってなんなんだろうか。 本当の人生はこの小説内に繰り返し登場するキーワードだ。 自分の意思と関係なくたまたま世界に誕生しただけでは本当の人生は歩めないのだろうか。 途中まで本当の人生は社会が求めるティピカルな人生像なのかと思っていた。社会人としてしっかりお金を稼ぎ、結婚をして子を持つ。この主人公固定概念に囚われていて生きづらそうだなと思っていた。 しかし、どうやら彼の結論は違うらしい。 彼の結論によると、愛する人ができればそこから本当の人生が始まるら

          『オッペンハイマー』

          今年のアカデミー賞で良くも悪くも話題になった『オッペンハイマー』原題『Oppenheimer』を観てきた。(もちろん悪くもはロバート・ダウニー・Jrの振る舞いである!) オッペンハイマーを楽しみにしていた理由の8割くらいはノーランの最新作であるという、なんともミーハーな理由だったのだが、久々に観る前と後でこんなにもテンションが違うことになろうかという体験をした。 のべ3時間の超大作で、最近Netflixの40分くらいのドラマでさえちゃんと観ることがままならない私でさえ、劇

          『オッペンハイマー』

          『きっと、それは愛じゃない』

          突然だが、私は『アバウト・タイム』が好きだ。ラブストーリーの中だったらかなり好きな映画の1つだ。そのスタッフ陣が製作した、すべての悩める現代人に贈る新たな愛と人生のガイドブックムービー(公式より)『きっと、それは愛じゃない』原題『What's Love Got to Do with It』を観てきた。 公式にあるアウトラインはこちら 思うに、この映画を観て、主人公ゾーイと自分を重ね合わせる人は少なくないのではないだろうか。かくいう私もその一人だ。 マッチングアプリの顔写

          『きっと、それは愛じゃない』

          『哀れなるものたち』

          楽しみにしていた、『哀れなるものたち』を劇場で観てきた。 公式にあるアウトラインはこちら 原題は『Poor Things』でモノ・コトを感じるのに、邦題はヒトを感じる。最終的に何が(誰が)哀れなの?で感想が分かれる作品だけど、タイトルから惑わせにかかっている気がする。 華やかで、グロテスクで、寓話的な世界観にどっぷりハマれるか否かで評価が分断しそうな本作だけど、私は圧倒的に前者。まだ始まってまもない2024年だけど、今の所のNo.1ムービー。劇場でかかってる間にもう1回

          『哀れなるものたち』