同人誌(小説)発行までの流れ
あくまで一例として記述します。
細かい順番は個人で変わりますのでご容赦ください。
1.同人誌即売会に申し込む(発行日を決める)
2.話のネタを思いつく
3.プロットをつくる
4.体裁を決める(仮決定)
5.印刷所を決める(体裁/部数/予算)
6.原稿作成(本文執筆・推敲・表紙作成)
7.印刷所に入金・入稿
8.入稿不備がなければ本が届く
おまけ
1.同人誌即売会に申し込む
イベントに向けて新刊出すぞ!〇〇月に本を出そう!と締切を設定します。死んでも出すぞという意思表示です。ただ、本文執筆・推敲・入稿データ作成の期間を見誤ると地獄を見ます。修羅場です。初めて作成の場合は余裕を持って制作しましょう。
2.話のネタを思いつく
本来ならこれが最初にきます。即売会に申し込むか書きたい話を思いつくかは人によって前後します。己のパッションを信じろ。
3.プロットをつくる
思いついた話は短編ですか?長編ですか?シリーズもの(複数冊)ですか?単体(一冊)ですか?
同人誌完成をイメージしつつプロットを作ります。
4.本の仕様を決める(仮決定)
本にするには本のサイズやページ数、本文・表紙用の紙を決めなければなりません。オプションでPP加工なんてありますよね。
装丁は人それぞれこだわりがありますが、豪華にすると予算オーバーするので気をつけましょう。
1番難しいのは漫画と違ってページ数が変動しやすいこと。
プロットを元にあらかじめ目安を決めておきます。
4.印刷所を決める
作りたい体裁がだいたい決まったら、印刷所を探します。
できるだけ同人誌専門の印刷所をオススメします。
栄光やしまや出版、太陽出版などがメジャーです。少部数しか刷らない場合はちょこっと製本工房やコミックモールがとても安くてお得です。
通常締め切りのほかに「早割入稿」と「割り増し入稿」があります。
早割入稿は通常締め切りより早い締め切りですが、その分安くなります。
割り増し入稿は納品日の間近の締め切りで受け付けてくれますが、特急で作らねばならないので高くなります。これは修羅場のときの最終手段です。印刷所が地獄ですし、書き手も地獄です。
印刷所を決めたら注文しましょう。このときに本の仕様も決定します。仕様が決定しなければ、先に小説本文だけでも書き始めましょう。
注文しなければ、こちらが勝手に片思いしているだけになりますので。注文し忘れて割り増しで作った人がいます。
5.原稿作成
台割を考えます。本を開くとたいてい目次ページと奥付が存在しますので、小説は全体から-2p分書こうかね。
重要な中身を書きます。ゴリゴリ書いてゴリゴリ推敲します。
本文が完成したら、入稿用のデータを作ります。
プロであればInDesignで製作しているそうですが、ソフト持ってないのでWordで作ります。
あと大事なのが表紙です。
イラストが描けない人にとっては地獄ですので、知り合いに依頼するかデザイン勉強して作ります。ソフトは無料描画ソフト「GIMP」を使用します。
本文・表紙両方に共通することは断ち切り3mmを忘れないように。サイズぴったりでデータを作ると裁断したときに不格好になります。高確率で。これを防ぐために上下左右3mm余分に大きく作ってくれ。(と印刷所が言ってる)
初心者が入稿データを作ると、ほぼほぼ不備があるそうです。
詳しくはこれを読もう。百回読もう。漫画よりの記述だけど、百回読んだら基礎的なルールはわかる。
7.印刷所に入金・入稿
誤字脱字ありませんね? ノンブル入れましたか? 断ち切り(塗り足し)3mmは? データフォーマットはあってますか?
それなら印刷所の指示通りに入金・入稿しましょう。
印刷所のホームページをよく読んで、迅速に。
そしてツイッターで「入稿しました! 新刊出ます!」とツイートせよ。
8.不備がなければ、本が届く
納品日まで健やかに過ごしましょう。修羅場で徹夜した? 推敲で疲れた?? 完成の本が楽しみで寝られない??? 寝なさい。
不備の連絡があれば、速攻返事のメールを書きます。急げ急げ。
イベント当日を楽しみしながら、おつり用の小銭を用意すると良いでしょう。あと通販をするなら通販ページを用意するとか。サンプルも投稿しましょう。
●私の同人誌はこちら(通販)
●サンプルはこちら(Pixiv)
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