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今日の朝ごはんとサイレントキラー 〜可能な限りのベターな選択

 今日の朝ごはんはシチューかけごはん。シチューはご飯にかける派。冷凍庫の中を減らしたくて、全部冷凍ストックで作りました。

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可能な限りのベターな選択肢

 ちょっと気持ちが落ち着いてきたから先日のこと。先日、救急車で運ばれた。普段は元気なのに、ときどき血圧高くて浮腫んでて少し調子が悪いなぁって日が続いてた。

 わたしの場合、生まれつき細すぎる血管を持って生まれてきたから、血圧が高くなりすぎると鼻血が出る。滅多にないことだし、普段は高くならないんだけど、食欲なくなって急激に痩せると血圧があがる。だから食事に気をつける。最近、食べれてなくて痩せていた。

 主治医曰く、鼻の動脈が切れて鼻血をだすことで、圧を抜いて脳の血管を守ってるんだよ、ということらしい。

 高血圧は舐めてはいけない。サイレントキラーという名で、自覚症状無くして忍び寄る。圧が血管にかかって耐え切れなくなると脳の血管が切れれば脳卒中、くも膜下出血になる。下手したら半身不随だ。そうならないように、私の血管が弱いからこそ、可能な限りのベターな選択肢をして、自ら体を守る選択をする体ってすごいなとおもう。

 こうなると大学病院に行って処置してもらわないと止まらない。動揺して震える手で友人に電話して助けを求めた。

 一緒に救急車に乗ってもらって、付き添ってくれた。メモを見ながら、わたしの代わりに主治医の名前やかかりつけの病院の名前を伝えてくれる。

 以前、食事を共にしたときに彼女は「なみちゃん、気を悪くしないでね」と断りを置いて、「なみちゃんにもしものことがあって何もできずにオロオロするのは嫌だから何かあったときにどう対処すれば良いのか、どこに連絡すればいいのか、メモを頂戴」と言われた。

 処置してもらってる長い時間、待合室で待ってくれていた。全部終わって友人の顔を見てホッとして泣きそうになるけど、泣いたらダメだ。これ以上迷惑かけたらダメだ。

 帰りのタクシーで、迷惑かけてごめんね、来てくれて本当にありがとうと伝えると、「変な意味じゃなくて、実際に見てよかった。なみちゃんのことが知れてよかったよ。すぐにいけてよかった」と言った。

 さらに泣きそうになるじゃないか。
 怖かったから来てくれて嬉しかった。
 本当は、助けてって言ったら迷惑かも知れないって、すぐに電話ができなかった。ヘルパーさんにも繋がらなくて、1人で家にいて、怖かった。けれど、迷惑をかけてどん引かれて嫌われてしまったら怖いって気持ちの方が大きかった。そばにいてくれたことで、すごく心強かった。

 私がもっともっと強かったら、このくらいのこと自分1人でなんとかできるのかもしれない。いい大人が1人で対処できないなんて情けなくて甘いのかも知れない。

 けれど、もし友人に何かあったら私もすぐに駆け付けたいし、付き添ってできることをしたい。人は1人でも生きていけるかも知れない。けれど、私は助けてって言える人がいて、私のできることをやりたいと思える相手がいることが幸せだなぁとおもう。与えたいし、与えられたい。喜びを循環しあえる間柄でいたい。

 来てくれて本当にありがとう。

 いつも、救急車の音を聞くたびに、間に合って、助かって、誰かがそばにいて手を握っていてくれていますようにとおもう。

追伸
先日のことなので、今はもう元気です!
ほんと、高血圧こわいです。

冷凍ストックで作るクリームシチュー #レシピ

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