かえるさん
友だちがプレゼントしてくれた手作りの多肉寄せ植え、四週間経ってだいぶ育ってきました。なんとかわいい。
ツイッターのタイムラインをざっと流しててたまたま細馬宏通さんがPodcastを配信しておられることに気づいた。家事をしながらSpotify経由でラジオ番組のPodcastを聴くことが最近増えて、Spotifyにもあるかな?と探したらあって、各回の説明文にそそられたので、先週の金曜日、ゆずジャムを作りながら聞いてみた。まずはゆずを洗って皮を薄く剥いて細かく刻む。ゆず十個分だと手際の悪いわたしにはそれだけでもかなりの手間なのだけれど、「詩の練習」を聞きながらひたすらゆずの皮を刻むのは、なんというか絶妙なハマり具合で、一回目から次々と自動的に再生されてしまうので、結局、ゆずジャムが出来上って煮沸した瓶に詰めて台所を片付け終えるまでに15回分すべて聞き終えました。途中何度か爆笑。五回目と十二回目だったかな。非常に味わい深い昼下がりのひとときでした。ジャムは煮詰め過ぎてしまってちょっと失敗。
細馬さんの著書はまだ読めていないのだけれど、もう十年以上になるのか、mapのイベントでかえる目のライブを観て音源を何枚か聴きました。うろ覚えですが、かえる目のキャッチコピーがたしか「おっさんにユーミンがのりうつった」で、まさに、と膝を打つ思いでした。「惑星」のとんかつ三部作(とんかつ岬、とんかつ飛行、恋のレストラン)がとりわけ印象に残ってます。中尾勘二さん、めちゃくちゃかっこいい演奏家ですよね。誕生日が同じで嬉しい。余談ですが。
「詩の練習」十五回目は友部正人さんの「夕暮れ」という歌を取り上げていて、夕暮れは本来とても儚いものなんだけど、この曲を歌うと「夕暮れに住んでる感じ」「この夕暮れ住めるぞ」「この夕暮れの時間にずっといれる」という風に評してらっしゃって、素晴らしい言い方!と感銘を受けました。わたしは曲を気に入ると阿呆みたいに延々リピート再生することがあって、そういうとき、たしかに、その歌の世界に住めているような感覚に近いかも。「メロディーを歌うということは世界を三次元化すること、いや四次元かな」というようなことも仰っていて。わかりみってやつですね。実践からの感覚を分析する知性がすごい。ちょうど最近そういったことが漠然と頭の中にあったので、自分が曲を作ったり好きな曲をひきがたりしてる理由がちょっとだけわかったような気がしました。
今週の土曜日、26日15時からインスタライブで配信します。アーカイブも残す予定です。今回けっこう張り切って準備してます。お気軽に覗いてもらえると嬉しいです!
この文をかくために細馬さんのツイッタプロフィール見てたら「古美術」の音源が発売になってることを知った。「音楽」DVD発売されたんだ、気になる。
そして今、ちょうどタイムリーな内容のツイートを見かけたので貼っちゃいました。
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