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「ゆきどまり」

しばらくぶりの更新です。前回は、年明けに海を見に行ったときのことを書いて、あれから随分と身の回りの状況に変化があり、今現在の日常がなんだか不思議に感じられる今日この頃ですが、それについては追々文章にできたらと思ったりしてます。

三月末にたまたま新聞の記事で見かけたインターナショナルウクレレコンテストに応募しました!

川越霞ヶ関Kalaftaさんに動画撮影とアップロードをお願いしたところ、快くお引き受け下さいました。いつも本当にありがとうございます。

去年は大幅に心身の調子を崩し、ますます先が見えない世の中で、これまでのように演奏活動を続けていけるかどうかもわからないし、そもそも本当に続けたいのかどうかも自分に問うタイミングのようにも感じていて、だからこそ、この十年余りの自分なりのささやかな表現をひとつの形で示せたらなあと。

Kalaftaさんにご協力頂いて2018年に作成した4曲入りの音源「惑星EP」の中の「ゆきどまり」、応募するとしたらこの曲だなーという感じで、はじめから迷いは全くなかったです。そのときの自分にしか作れなかった、自分らしい曲だと思うし、気に入って下さる方も多くて。

惑星EPのジャケットのアクリル画の作者であるao to iu_さんが特にこの曲をお好きで、部分的に英訳して下さってたり、名刺を作って頂いたてがみやさんがマスクケースを作る際に試作品のデザインで歌詞を使って下さったりと、作者冥利に尽きます。(どちらもとーっても嬉しかったのに、報告しそびれてたことに今更ですが気づきました。申し訳ありません…)

悲しみは痛みを伴うから、手放せるなら手放したいと思う。けれど、軽んじたくない。むしろ、かつてあった時間との通路として大切に抱いていたい。急がされなくても、時間は徐々にその通路を狭めていく。いつか陽の光のような幸福を浴びるまで、ほの暗い部屋で私だけの悲しみを抱きしめて、失われた時間とおしゃべりしていたいのだ。

佐々木ののか「自分を愛するということ(あるいは幸福について)」

歌にした思いは叶わなかったけれど、「ゆきどまり」という曲が作れて本当によかったなと思うんです。

この春は、資格の学校に通ったり引っ越したり慌ただしく過ごしていて、練習に時間を割く余裕もない中での演奏ですが、何かしら響いてもらえたら幸いです。よろしくお願いします。

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