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満身創痍

春先にがっつり調子を崩して数ヶ月が経過して、季節は今やすっかり真夏の様相を呈しておりますね。こんばんは。一時はSNS全部止めちゃおうかとまで思い詰めたりもしましたが、ネットで文章を書くことは自分にとってライブハウスで演奏するより前から長きに渡って続けてきた馴染み深い行為なので、今宵は月もとても綺麗だし(関係ない)冴えない気分にも程があるけどじつは誕生日だし、と自分を励ますようにキーボードを叩いてみてます。調子崩して何カ月も更新しないこと、思い返せばこれまでも何度かあったな。なんとか生きてます、大丈夫。写真は、今週の頭に近所の公園を早朝散歩中、一枚だけ撮りました。一年前はキノコの写真をはしゃいで撮りまくったりしたけど、今年の梅雨は、移動中の道端で長雨で育ちに育って崩壊寸前のグロテスクなキノコの姿が視界に入っては滅入ってしまったり、何にフォーカスを当てるかはそのときの気分に大きく左右されるものだなと。あれは五月、絶不調真っ只中に、ブルーハーツのトレイントレインという曲の一節が「絶望に向かって走るあの列車に乗って行こう」と変換されて頭にぱっと浮かんで、いや絶望のはずないだろうと考えるのだけれどそのときはどうしてもそれしか出てこなくって。「栄光」でしたね。MVのシーンが脳内でフラッシュバックして、80年代から随分と遠くまで来てしまったものだ。

音楽がそれほど聴きたくないんだけど背景に音が鳴っててほしいようなとき、高木正勝さんの「おむすひ」という二枚組のCDにとても助けられてます(今も)。サブスクだと、何故かベーソンズを聴いてみて、ライブハウスという閉鎖空間で酔いと生演奏に身を浸すことをわたしはこよなく愛してきたのだなあ、と床を拭き掃除しながら強く実感したり、春ねむりの叫びが突き刺さったり、数日前はケラさんのカバーアルバムにうなったり、もちろんポッドキャスト含めて他にもあれこれ聴いてみてはいますが、今ふと頭に浮かんだのはそんなチョイス、この偏りがわたしの現状って感じでしょうか。

楽器を手に取ったり歌ったりもする気にずっとなれなかったのだけれど、今日の午後三時すぎ、何気なくiPodでフジファブリックの「ルーティーン」という曲を聴いたら、久しぶりに自然と歌いたくなって小一時間ひきがたりました。まだまだ不調の暗闇でもがいておりますが、ほんの少しだけ、光が射したよな気分。

映画が公開されたそうですし、夏だし、明日はネオヤンキーズホリデイでも聴こうかな!

「1、2、3、4、ナニクソ!!チクショー!!5、6、7、8、負ケテタマルカー!!」とまでは、まだ行かないけれど。汗ダラダラかきながら正座してイースタン聴けるくらいに気合いが入るときが近いうちに来ますように。

心配して下さってる方、ありがとうございます。ご迷惑をおかけした方、本当にすみませんでした。傷つけてしまった人には、日々痛いくらい申し訳なく感じているのですが。life continues onward, I am also doing what I can each day というのは英語ネイティブの年若い友だちがくれたLINEの言葉、まだ日一日にすべきことが見えずに右往左往もぞもぞしてる自分がもどかしくて迷走しまくってるけど、身近で支えてくれた付き合いの長い友人が「激動の半年だったけど、こんだけいろいろ乗り越えてきたんだから、きっと大丈夫、あとは上るだけだと信じてがんばろ~」とのありがたいメールを本日くれたので、満身創痍ですが、なんとかやって行けたらと。街の底で。夏はこれから。


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