10年前に考えたアイデア〜AR・VR〜


10年前ぐらいにVR、ARを考えることになったきっかけ

2011年か2012年ごろの話で10年ぐらい前の話になる。

当時、高校で遊び尽くして、大学を全落ちして浪人、そしてニコニコ生放送での配信に俺はハマっていた。

当時全盛だったニコ生で、俺のコミュニティはだいたい登録者3000人ぐらい、毎枠の閲覧者数は大体200人前後。一般配信者としては中級者といったぐらいにはなってた。

顔出し配信だったので若い青年で性的消費をしたいおっさんホモも湧いていたけれども、同年代の男女、中学生、高校生、社会人まで集まる人は様々だった。

普段はしょうもない世間話とか自分の話、他の配信者の話とかが主だった。自分の話をしてるときに浪人生だったこともあり「どこ大目指してるのか」、「何学部入りたいのか」、「将来何になりたいのか」、そんな話も良く出た。

その時俺は「将来世に出ていないイノベーションを起こすような製品を作り出し、世界を豊かにしたい」という青くさい漠然とした夢を持っていた。

当時はiphone4が注目されて同時にスティーブ・ジョブズが逝去する前、もしくは逝去してすぐの頃だった。

Appleの創業秘話やらジョブズの特集がよくTVで流れていた。

いつかはiphoneのような時代を一つ進めるテクノロジーを発明できたらなぁと考えていた。

こんな夢を持ったきっかけは、中学生の頃からよく父親と見てた『ガイアの夜明け』だ。製造メーカーの努力話とかを見ている内に商品開発という仕事を知り、「商品を開発をして、その商品を通して人に新たな体験、感情を与えられるなんて、なんと素晴らしい仕事なんだろう」と思った。

そんなこともあり、ニコ生で当時将来の夢を聞かれた時は「商品開発やマーチャンダイザーの仕事に就きたい」と答えていた。

お菓子や食品など自分の身近なものがいいなと考えていたけれども、昔から金曜ロードショーなどを通してSF作品を見ることも好きだったり、これは男の性だと思うのだけどロボットや先端技術にも興味があった。

ニコ生で閲覧者と商品開発の話で盛り上がり、次世代の技術をみんなで考えようということになった。

とりあえず俺が真っ先に考えたことは身近にあるものをSF技術とくっつけていくことだった。

スターウォーズに出てくるようなホログラムはその当時の技術ではできなかったので、携帯電話のカメラ画面を通せばそれができるのではないかと思った。

今までの携帯電話だとデータ処理の問題とかで無理だったかもしれないけど、スマホなら携帯にパソコンが乗ったようなものだから処理できるんじゃないかと思った。

そこからは
・カメラ越しに目の前にある道を写して、見えてる道に矢印をつけて道案内の技術
・お店や商品をカメラで写したときにそこの情報を見ることができたり、逆に情報をつけることができる技術
・人の見た目や車の見た目をアバターみたいにして電子データに課金して、みんな真裸でも服をきてるようなことにできたり、しょぼい車でも戦隊モノの車みたいなめちゃ派手な仕様にできる技術

などなど、しょうもないものから今で言うと本当にある技術まで色々とネットの人たちと話しながらアイデアを深めていった。

そのときに「何も携帯電話を介さなくても、メガネに小さいカメラをくっつけて、データをガラス側に映してスカウターみたいにすりゃいいんじゃないか」みたいなことも思いついた。

これは我ながらすげぇアイデアだと、作ってもないのに感心した。

そんなアイデアを話している内に「AR、VRでググってみ」というコメントがきた。

調べるとざっくり以下の通りの技術であることがわかった。

・VR=仮想現実=3D世界に自分を没入させる技術
・AR=拡張現実=カメラ越しの映像にCGを重ね合わせる技術

どちらも俺と閲覧者で話し合ってきたような技術の話だと言うことが理解できた。

さらにググって調べていると俺の思いついた電子メガネはGoogleが開発中であることもわかった。

世界はやっぱり自分のような一庶民が考えるより何歩も先に次の未来を見ているわけで、自分のちっぽけと世界の凄さを知った。

同時に、世の中的にはあまりVRやARなんて用語はまだ全然出回っていないころだったので、少なくとも世界の先端技術を考えてる人に概念的な部分では追いつけてなんとなく嬉しかった。

そこからしばらくして、2013年2月にはGoogle Glassが発売された。

開発中の内容にはとてもワクワクした。
イメージはこんな感じだったから。


だけど、実際に発売された後は、体験動画を見ると映像の見え方がしょぼかったり、機能的にも自分達が思い描くことはまだまだできなかったりと言った具合だった。

とはいえ、初めてARメガネが世の中にリリースされたわけで、技術の進化によっては十分自分達が考える製品に進化していくだろうと思った。

そこから俺は浪人中に少しARマーカーとかGPSの勉強をしてみたりしたわけだが、天才ではないのでそれを技術的なものに落とし込むことは全くできなかったわけである。

とりあえずここまでが過去の話。

VR、AR技術の転換

10年前に未来と思った世界は今どうなってるだろう。

AR技術は下のようなアプリに搭載されてきた。

・snow
・Pokémon GO
・instagram
・tiktok



その他にもPS VRだとか、アパレルにおける商品体験の場や製造業におけるトレーニングだとかも徐々に出てきた経緯にある。

お粗末なものからこれは近未来的だなと思えるものまで幅広い。

技術的に投資費用に対する効果も悪いし、まだ人々の生活を大きく変えるまでには至らないかもしれない。

ニコ生でAR、VRの話をしてから上のような技術が出てきたけど、実際の実物を目にして世間としては思ったよりもショボいということで、3Dプリンターとかと同じように世間的な熱は一度冷めた。

それでも今も見直しされていて、徐々に技術的にも向上してる。着々と自分達が話していたような技術に向かっていってる。

技術の可能性について

昔、5Gは周波数足りないから無理と言われていて、大学の友人に「5Gってできると思うか」と聞かれて俺は「無理だと思う」と返した。それでもNTTとかの謎技術によって、技術的に可能になった。

結局、世の中に天才がいる限り人間が思いつくことって本当に無理なことはないんだなと思う。

10年前に思いついたVR、ARの世界はほぼ形が出来上がってきてる。

だから、きっと今考えることは10年後ほぼ形になってくると思う。

次の記事には今思いつくアイデアのひとつについて書こうと思う。

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