溶接塾のひとびと その2
前回の塾長紹介に続き……
次はこの方!自称『お手伝いのおじいさん』こと…
宮本 修治:1945年生まれ、てんびん座。趣味は登山。
まず一言。
『渋い!かっこいい!!』
昔の様子なんて知らないんですけれども、いい歳の取りか方されてるなぁと。趣味の登山とか似合いすぎですね。
私は「おやじさん」と呼んでいます。
この紹介記事を書くにあたりおやじさんに、「役職というか…、おやじさんのポジション名どうしましょう?」と聞いたところ、
『お手伝いのおじいさん』との回答。なんて謙虚な。
本人が謙虚すぎるので私から。お手伝いどころではないのです!
宮本溶接塾の業務は主には個人及び企業向けの溶接講習ですが、製造ももちろんお受けしています。私たち自身がものづくりができないのに教えるなんてとんでもないですもんね。
その製造分野でめちゃくちゃ活躍しているのがおやじさんです。
こちら、おやじさんデザインの溶接機台のひずみをなおしている様子です。
製造において、金属を切る・曲げる・削る・磨く等々の溶接以外の業務をほぼ担っています。溶接はTIG溶接という細かい溶接が多いので、加齢による視力の低下もあり、主に私や塾長の仕事です。
工場には溶接機以外にも、金属の切断機や、旋盤、パイプ曲げ機、フライスなど様々な機械がありますが、それらを使いこなして、アバウトなイメージからでもちゃんと製品を作ってしまうんです。
工場が有限会社 宮本工業所だった時代に、たくさんそういう仕事をされていたのだそう。
私がおやじさんに「こういうもの作ってみたいんです(+画像)」と相談すると、私以上にどう作ったらよいのかを考えてくれます。すみません。
ベテラン職人として経験豊富、そしてモノづくりの発想も豊かで、溶接機台やガスボンベのカートなど、工場にはおやじさんデザインのものが数多く存在しています。
昨年夏、私がはざいで適当に作った蚊取り線香ホルダーも、おやじさんのアレンジであら不思議
適当さが軽減し、なんだかおしゃれになりました!
溶接体験会でもおやじさんは大活躍。
溶接初体験の方々に狙いどころのアドバイス。絵になります。
昔ながらの風習も大切にしていて、年明けに工場に行くと機械にしめ縄が!新しい年になんだか身も引き締まる感じで、すてきだなと思いました。
あとはあとは…
・趣味の登山の際に写真も撮っているようで、きれいな雪山の写真をみせてもらいました。
・子どもにやさしい。どういう話の流れかは忘れましたが「赤ちゃんは泣くことでしゃべってるから、ちゃんと聞いてあげる」云々というおやじさんの話を聞いて、全く関係ないことでちょうど心がすさんでいた私は、世の中にはこんないい人もいるんだなぁとしみじみ。
・通勤の際の私服がおしゃれ。アウトドア系。
・雪が好きらしい。
・人当たりがめっちゃいい。こわくない。
…とまだまだありそうですが、塾長紹介のように長くなりそうなのでこの辺で。
そして最後におまけのもう一人!
市原 萌:1992年生まれ、しし座。趣味は散歩。
2019年から溶接塾でお世話になり始めて、今年二年目。溶接歴だと三年目。
以前の仕事は、家具・什器等をつくる木工屋。
辞める直前なのでややテンション高めですが…。こんな感じの工場でほんとにいろいろなもの作ってました。
これは塗装前の個人宅の食器棚。
ほかに家具全般、ショップ什器、建具などなど、本当に何でも。今でもお手伝い要請があれば独立した仕事仲間の下で作業することもあります。
なので「溶接じゃなくて木工頼みたいな」という方も、溶接塾にお問い合わせください。ぜひ笑
仕事を辞めたのち、ちょっと今までできないと思ってたことしたいなと思い、ドイツへワーホリ。1年のフラフラ期間。語学はダメダメ。縁があってそのうち3か月は木のおもちゃ工房でインターン。その後寄った国のモロッコでもいろいろあって、濃い1年だったなぁ。
そして木工の次は鉄工も知りたいなぁと職業訓練校の溶接科に通い、溶接の面白さを知り、紆余曲折あり溶接塾にやってまいりました。
職人として生きたいけど、溶接やものづくりの楽しさを広められる仕事もしたい。そんな私にはぴったりな場所でした。塾長ありがたや。
木から鉄へ、何なら布とか樹脂とかガラスも知りたい…。飽き性や極められない人などのお叱りもいただきそうですが、私は素材にこだわらずものづくりが好きなので、もう開き直ってそういう人で行こうと思っています。(もちろんやるからには溶接だってちゃんと上達するようがんばります!)
まだまだ塾生さんに教える技量はないので、塾では主にアシスタント。あとはワークショップや体験会の企画、製品の溶接、SNSなどの発信が私の主な業務になっています。
あとは駆け足で…
・超器用貧乏。
・オカリナ練習中。
・めっちゃ散歩する。
・だれかに英語とアラビア語を教えてほしい。
……以上が宮本溶接塾のひとびとでした。
どうでしょう、会いに来てみませんか。溶接やってみませんか!
なんて。私たちはのんびりと、溶接に興味を持ってくださった方々をお待ちしております。