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「量より質」という言葉の落とし穴

■あなたはどう考える

「量より質」、「質より量」どっち問題。
どちらが大切なのかとよく議論される。

少し前までは練習すればするほど
上手くなると思っている指導者がたくさんいて
二部練、三部練をさせて何時間も
練習させていた時代だった。

しかし、最近は大きな大会などで
「毎日2時間しか練習していません。」
と言っているようなチーム、高校などが
結果を出し始め、評価をされている。

あなたはこの問題についてどういう
考えを持っているか。

■量より質が大事だが…

まず、ぼくの意見を言わせていただくと
「量より質」派だ。

ぼくは小学校、中学校はクラブチーム、
高校はユースなので部活の経験がなく、
量より質の練習をしてきた。

練習時間はほぼ2時間前後、
負けたら走りなどはやったことはあるが、
そんなに長くは走らないし、シンプルに少ない。

ですから「質より量」の練習をシンプルに
あまりやったことがない。

しかし、「量より質」と言っているけど
成功、成長していない人には共通点がある。
それは、量をこなすのが嫌いだから「量より質」といって
逃げているだけという人か、

「量より質」と言いながら
全然質が高くない状態で練習してしまっていて、
それに気づいていない人のどちらかだ。

そしてぼくは
「質高く練習する能力」というのも
存在すると思っている。

例えば、Aさんは1時間で10成長できるとする。
Bさんは2時間で10成長できるとする。
しかし、実際は成長の度合いを数値化することはできない。

だからAさんとBさんが同じ練習をしていると
差が開いていってしまう。
しかし、Bさんは気づかない。だからBさんは
1時間で10成長できるような能力を身に付けることも
していかないといけない。

それがぼくが言った、「質を高くする能力」だ。

そしてこの能力は量をこなさないと
身に付かない。

量をこなすことでどういう風に練習すれば
成長していけるのか、どんなことを意識しながら
練習すればより成長につなげられるのかを
少しずつ理解できる。

もっとシンプルな話、BさんがAさんより
一時間多く練習すればAさんより成長していける。
そのくらい量も大事。

■まずは量から

だから、まずは量をこなすことが
大事だとぼくは思う。
練習の質を上げる能力を身に付けたうえで
量より質の練習をすることが重要だと考える。

質が上がったかは先ほども言ったが、
数値化することはできないし、目に見えるように
なるわけでもない。

だから一定期間を決めて自分はしっかり
成長できているかどうかをしっかり
確認しなければならない。

量に取り組むのはあくまで質を
上げていくため。
量を増やして成長していくのには限度があるが、
質を上げていけば限度はない。

まずは量にフォーカスして練習し、
次第に質にシフトアップしていく、
これを意識して取り組んでいきましょう。

今回も読んでいただきありがとうございました!

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