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読書メモ:『調査されるという迷惑 フィールドに出る前に読んでおく本』

本を買った。

『調査されるという迷惑 フィールドに出る前に読んでおく本』宮本常一・安渓遊地 みずのわ出版 (初出2008、増補版2024)

押しかけ、結論引き出し、ヤラセ、疲れさせ、時間の搾取、資料の借りパク、余計なお世話の過剰コミット……

などなど、人文学の野外調査が調べられる側にとってどんな迷惑なことをやらかしうるのか、‘調査地被害’とでも言うべき問題について釘さす本。
学術のフィールドワークに限らず、ひとや場所を訪ねて何かしら取材する仕事に関わってるなら襟をただされるものが拾える内容だった。

今だと例えば、ネットに上げるバズ狙いで「ヤバい土地へ行ってみた」的な企画をやってそれがどうみても現地を下手に踏み荒らしてるだけなので顰蹙買うケースあるよね。 あのたぐいの何がマズいかってのを原理レベルでつかむのにいいと思う。

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