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ガンダム。富野由悠季。

12日目。

YouTubeのガンダムチャンネルにて機動戦士ガンダムF91を見ました。

スパロボアルファやまとめブログにてさわりは知っていたけど本編は初見。
ガンダムに詳しい人の解説やWikipediaを覗きながら前後の繋がり、時代背景などを考えながら視聴。

富野作品って、いいものですね。

ガンダムというシリーズ、
ガンダムWやGガンダム、SEEDや00やAGE、さらには鉄血のオルフェンズと……
後続のガンダムシリーズを見ても作り手によって富野由悠季が作り上げたガンダムというブランドへの解釈が様々なのが面白い。

軍事作品の延長戦として描く、
SFとして描く、
戦争の悲惨さを説く、
子供たちが戦争の中を描く作品として描く。

色々あるけど、
私は富野作品については

SFでありながら人の心を感じる作品だと捉えております。

「F91」はそういった富野らしいSFであり、
機械と成り果て人の心を失った鉄仮面と
いくらでも人を殺しうるF91を手にした
心優しい青年シーブックの対比が見事。

大切な妹への愛、
優しい父親の死、
仕事が楽しくてF91という恐ろしい兵器を作ってしまった母との向き合い、
そしてセシリーへの愛。

シーブックは人が分かり合えるニュータイプとしての形を見せてくれた。

「F91」という作品は圧倒的に尺が足りず後半は巻き気味の展開になってしまったがゆえに
賛否ある作品となってしまったが、

私は富野由悠季に対し一番評価している「富野らしさ」を
表現してくれた作品として、

「F91」を高く評価したい。

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