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何かに突き動かされて美術館をつくる


日本講演新聞に掲載された記事は
どれも心揺るがされます。

今日は私が大好きな記事を
紹介します!


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長野県上田市にある美術館「無言館」の
創設者/館長である
窪島誠一郎さんの講演記事です。


無言館は、
戦争で無念の死を遂げた画学生(絵の勉強をして将来は絵描きになりたかった人たち)の絵を展示している美術館です。


戦争が終わって50年のころ、

窪島さんは
戦地で終戦を迎えた
洋画家・野見山曉治(のみやま・ぎょうじ)さんとの出会いでます。

野見山さんは、
美術学校時代の友人たちの大半が戦死したことを知り
50年経っても消えない苦しい胸の内を、
窪島さんに話しました。


そして

「彼らが生前に描いた絵を集めた
美術館をつくってみたいなぁ」という野見山さんの言葉に

窪島さんは何かに突き動かされたかのように
戦没画家学生の絵を集めるため、
全国を回り始めました。

戦争でほとんど残っていないだろうと
思われた画学生たちの絵は、
「形見」として
ご遺族に大事に保管されていました。


その絵は、戦争に反対するような絵ではなく
どれも、愛する人や家族でした。。。


◆◇◆◆◇◆


無言館のことは、映画『歸國(きこく)』にも出てきます。

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戦没画学生はなんと
向井理さんが演じています!!(*ノωノ)ワオワオ


私もこの話を聴いて、映画を観て
無言館にも行きました。(2017年7月)

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ひっそりとたたずむ無言館の絵は
どれも
平和への祈りと愛する人たちへの思いが
詰まっていました。


◆◇◆◆◇◆


窪島さんのお話は、4月末に発売された
『心揺るがす講演を読む2』に載っています。
ここで少し読めます↓

戦争で駆り出される前に
裸婦像のモデルになった女性が
50年の時を経て
絵の前に立ちます。その実話には涙無くては読めません。

いい話だけの新聞社で、いい話に触れて、その中から感じたことをシェアしています。いい話で気持ちが和らぎ、思いやり溢れる人がもっともっと増えれば、未来もきっと希望でいっぱいです。 試読できます⇒http://miya-chu.jp/