60日目 中国と読書とSNS
中国も日本同様に読書をする人が減っているらしい。若者が本を読まないと嘆くメディアの報道は日本も中国も同じだ。
一方で、読書カフェは都市部を中心に増えており、若者にも人気が高い。店内の書棚にはたくさんの本が並んでおり、コーヒーやお茶を飲みながら読者が楽しめるというコンセプトの書店はここ数年で激増している。
ただ、予想通りというべきか、カフェを訪れる若者たちは純粋に読書を楽しんでいるというよりは、読書カフェでくつろぐインテリな自分という演出を楽しんでいるのであり、当然ながら自撮り、SNSへのアップに余念がない。
それを見越してか書棚に並ぶ本も、内容もさることながら、表紙や装丁の見栄え重視の本が多い。
現代の若者にとっては書籍も「映え」の小道具なのだ。
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