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春から家族で日本、中国人奥さんの在留資格取得は簡単か?

結論:資料が揃っていれば代理を頼めば割と簡単

タイトルにあるように、春から家族で日本に住むことになった。なので、中国人である奥さんは在留資格を取得する必要がある。さて、その資格取得は簡単なのか?結論から言えば、書類がしっかり揃っており、行政書士さんにお願いするなら簡単だ。以下、在留資格許可がおりるまでの流れを簡単にまとめてみたので、参考にしていただければと思う。

背景

2001年に奥さんと結婚して今年で22年の夫婦、結婚と同時に中国で起業したため、生活のベースは20年間ずっと中国。上の子は高校から日本のため親元を離れて寮生活を送り、現在は大学生で一人暮らし、下の子がこの春から日本の中学校(私立)に通うことになり、家族で日本に住むことになり、奥さんの在留資格取得が必要になった。

申請まで

下の子が、2022年12月に私立の中学校の入試を受ける予定だったが、22年の春の段階では合格できるかどうかはわかっていなかったので、不合格なら引き続き日本人中学校に進学、合格した場合は家族で日本に戻るという考えでいたが、結果見事合格、合格発表は2022年12月、2023年の春から家族で日本に住むということを考えると、スケジュール的にはギリギリ、入試(親子面接もあり)のためにちょうど来日していたため、12月末に奥さんの在留申請の手配をスタートした。申請自体は自力でも理論上は可能だが、時間との戦いのため今回は行政書士さんに代理申請をお願いした。

行政書士さんとのミーティング

今回代理申請を担当していただいた先生は、以前も何度か短期ビザ等の手続きをしていただいた信頼できる先生。まずは在留資格の代理申請をお願いするということで、先生から私にいくつか質問、ちょっとうる覚えだが、主に

・私の職業
・私の収入状況
・奥さんの職業
・奥さんの収入状況
・奥さんの日本語学習状況
・日本に戻ってからの仕事や生活の計画
・奥さんとの馴れ初め
・奥さんの親族情報

等を詳しく説明した。つまり安定した仕事と収入があること、奥さんとは本当の夫婦で(偽装結婚ではない)あることが重要であるらしい、うちは結婚して20年、子供も二人いるのであまり大きな問題は無い気がするが、ちょっと特殊だったのは、私が家内と2001年から中国でずっと商売をしているという点。

必要な提出資料

通常、ご主人がお勤めの場合は、源泉徴収票等が簡単に出るので良いが、私は自営なのでそういったものがない。収入がちゃんとあることが証明できれば良いということなので、私の場合は、中国での納税証明(過去1年分)と預金残高を説明できる資料を提出した。

ミーティングの日に代理費用13万円の半金60,000円を支払い、その日はMTGは終了、先生は各種手続きの準備に入りつつ、私は以下の資料を準備して先生に送った(メールでスキャン版送付でOKだった)。

・私の運転免許証
・日本の戸籍謄本
・奥さんのパスポートコピー
・子供二人のパスポートコピー
・私の中国での納税証明
・私の中国の預金証明資料
・私と奥さんの親族説明表
・家族でのスナップ写真3枚
・奥さんとのスナップ写真3枚

これら資料がすべて揃ったところで、先生のほうで申請を2023年1月10日に行った。

ここから約2ヶ月、3月5日に在留許可がおりたという連絡、DHLで許可証を送ってもらった。ここで代理費用の残額70,000円を支払い依頼終了。

在外公館でビザ申請

在留資格許可だけでは日本に入国できないのでこれを持って在外公館でビザ申請をする必要がある。うちは上海なので在外公館は上海日本領事館になるが代理機構で申請が可能。既に在留資格許可が出ているのですぐに受け付けをしてもらえる、費用は600人民元だった。

・申請書
・婚姻調査表
・戸籍謄本
・户口本
・居留許可原本
・パスポート

を提出する。居留許可原本は取られてしまうがビザ受け取り時に返してもらえるので心配なく。受取日が4月6日になっており子供の入学式に間に合わないぞと一瞬焦ったがこれはダミーで遅くとも6営業日で発行されるとのこと(ダミーってなんだよ笑)。

→その後6営業日でビザがおりました。

ビザ取得後日本に入国、その後

ビザ取得後は日本に上陸することができる。この時点ではまだ在留資格ではなく、臨時ビザでの入国になるので、ビザ発行から3ヶ月以内に入国する必要がある。日本の空港に到着し、様々な手続きを経て在留カードをもらうことができる。晴れて日本滞在が可能になってからも、各種手続きは必要になる。まずは日本到着から14日以内に転入手続きを行う。居住地の役所で、海外からの転入ですといえばいろいろ教えてもらえる。転入前の居住地は中国と書けば良い。その他、健康保険、子供の学校、児童手当、年金等様々な手続きがあるが、基本的に役所の担当の人から案内があるのでそれに従って進めればOK。

ここまでで大体4ヶ月、特に大きなトラブルもなく順調に進めることができた。今後手続きされる方は参考にしていただければ幸い。



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